5(土)
昼にデイリーポータル取材、もGW休み2連発で暗雲立ちこめまくり。夕方よりインタビュー2連発。1人目は掲載がまだ先なのと、あらためて「見られることのプロだなあ」という発言をてんこもりでいただいたので気軽に書く気になれねえ!ただ念願の取材なのでいろいろ舞い上がった!2人目は田丸みくさん。顔整ってるのに145cmとキュッと詰まった感じが可愛らしい。ブブカ7月号に掲載予定。
深夜、Beastie BoysのMCAの訃報にうわーうわー。86年の「Fight for your right」を聴いてから「かっこいいアメリカ」のイメージはずーっと彼ら。ビートたけしが「くだらないは芸人にとって褒め言葉だ」というけれど、子供ながらに「くだらなくてかっこいい」を一番早く感じとらせたのが彼らだった。
そして自分がその後好きになった音楽(だけに限らない)のほとんどは彼らの影響なしにはありえないものばかりだと思う。正直ひとり欠けるイメージが全く湧かない。変な爺さん3人組が変なラップやり続ける姿しか想像できなかったのだけれど。さよならMCA、さよなら最高の3MC&1DJ。
前日「少年倶楽部」でA.B.C-Zが楽屋からステージに向かう映像見て「わー前に武道館で見たビースティのオープニングみたーい」と思ったのは虫の知らせだったのか(たぶん違う)。
*スーパームーン観測。
6(日)
「This is not a lovesong**」担いで3年ぶりの文学フリマ@流通センター。机の場所もよく、さらに「恋と童貞」「薔薇族」「鬼畜ヤリマン道場」と並ぶ謎のセクシャリティ枠。たまのお客さん相手の対面販売は面白いねえ。声のかけられ方も「デイリーポータルZ読んでます」から「アイスリボンとRAWで見ました」、あとリアル童貞の人の「こういうの読んでも関係ないんですよねえw」やら。前回に比べると出店してる知り合いも多く、交流も含めて楽しかった。年2回はムリだけど毎年GW目標で出していきたいなー。ご購入の皆様ありがとうございました&続きはメンズナウでお楽しみください。童貞喪失ギャルaka売り子のかの子さんもありがとうございました!まだまだ発売中なので興味ある人はこちらでよろしくお願いしますー。
本日の購入&いただきもの。「恋と童貞」「揚げ物」「古泉智浩のオレは童貞じゃねえ!1」「甘噛み」「いまどきの10代に聞いたリアルなけいおん!の話2」「蒐集原人3」「CIRCLE/JERK」「90年代ゲームとゲーム漫画」「少年コレクション1」「names」「ごきげんなヒョウ」「えどまん」。今までの文フリでは一番いろいろ買ったなあ。
7(月)
デイリーポータルZ原稿。童貞喪失インタビューThis is not a love song,too** 第21回【A2 AVメーカー 31歳 体験人数4人】更新。
日曜に貞子あちこちに出没してたらしいけど文フリでぜんぜん気づかず。それだけに突然新宿でこれ見て驚いた。
*郷野聡寛MMA引退。
8(火)
デイリーポータルZ「デカさのその先へ!唐揚げ弁当行脚 」掲載。まったくこいつらのフォトジェニックさといったら!
北原みのり「毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記」読了。あとがきで「徹底的に女目線と言われた」とあるけど徹底的に北原みのり目線だよなあ。ノンフィクションと思って買ったけど、あくまで「北原みのりの傍聴記」。コロンバイン事件をマイケル・ムーア節で書いた「ボーリング・フォー・コロンバイン」みたいなもんだ。といっても「佳苗、佳苗」とくどいくらいの筆者の呼びかけに応えた(それも筆者の脳内で、だけども)かと思うとスパーンと裏切られたりとその心情の変化の描き方は生々しい。まあ、それだけに終始「北原みのりvs木嶋佳苗」もしくは「木嶋佳苗というフィルターを通した北原みのり」な本だし、定期的に出てくる「この国の男たちは…」節にぐったりさせられるけども。さて次は「ビッチの触り方」読むぞー、と謎のセックス読書週間。
- 作者: 北原みのり
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/04/27
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9(水)
DMM打ち合わせ。テープ起こし。
*影丸穣也さん死去。
10(木)
テープ起こし。夜、デイリーポータルZ撮影手伝い。
ひさびさにひっかかるロック。週末のTOKYO BOOTLEGで見れそうで楽しみだ。
*関東一部で雹が降る。嵐ヲタによるももクロZバッシング。
11(金)
育児デー。録り溜めてた『魔法少女まどか☆マギカ』見たり散歩したり昼寝して過ごす。夜はトイズハートプレゼンツ「きのう誰食べた?」、ゲストは仲里紗羽さん。ブログがどエロいので、その部分は大丈夫にしてもトークはどんなもんじゃろと思ったら、可愛げと色気がいいバランスの人でとても盛り上がった。視聴者も過去最高ということでよろしきことかな。
ジェントルメン中村『プロレスメン』読了。何かしら感想を残したくてそのままになってしまった西野マルタ『五大湖フルバースト』もそうだけど、自分に厳しいプロフェッショナルな男たち。『プロレスメン』はそれでいて他人に優しく、『五大湖』は優しくあろうと己を変えようとする物語。そんな主人公たちの姿を見ると、『プロレスメン』風にいえば「ホッコリ」する。ネットで他人を裁くことで自分が上がった気になりたい、己に甘い人ばかり見てるだけに。
ここ数年、ネットの面倒くさいところを見るたびに「裁き」と「赦し」という言葉が頭に浮かぶ。誰かを裁くことで自分が上に立った気になるようなしょうもない自意識ゲーム、そして赦すことなくとことんまで追いつめる残酷なゲーム。主な戦場はトゥギャッターとまとめサイト。下世話的には面白いのは事実なんだけど、やっぱ異常だよねえ。
ふたつの父と子の裁きと赦し、そしてそこからの解放を描いた『五大湖』、常に誰か(客や相手レスラー)のために自分を厳しく律し続けながらも自らの欲望も忘れぬ『プロレスメン』。どちらも「俺のため」だけではなく「誰かのため」がある。人の「豊かさ」ってそういうことじゃねえのかな。と一丁前な事を絵汚めのプロレスギャグ漫画と超未来出鱈目相撲漫画に考えさせられるからクールじゃない方のジャパン最高。
- 作者: ジェントルメン中村
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/02/04
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五大湖フルバースト 大相撲SF超伝奇 上 (シリウスコミックス)
- 作者: 西野マルタ
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