5.3釜ヶ崎プロレス雑記
大阪には年に一度は行ってるけども、初めて足を踏み入れることになった釜ヶ崎。前日から大阪入りし、近くのビジネスホテルに宿を取ったので場所確認も兼ねて既に「寄ってき祭り」(釜プロもこの祭り内のイベント)が開催されてる三角公園(アメリカ村ではなく西成区萩之茶屋南公園)に行ってみる。うーん、タイやベトナムの「ちょっと危険らしい」な地帯とはまた違う雰囲気。海外だとこちらが「海外観光客」という立場でいれる分、写真とかずうずうしく撮れる雰囲気がある。しかしここだと日本人か?関西人か?観光客か?すごく様々な視線で見られてるような気がする。勝手な自意識過剰かもしれんし、事実そうなのかもしれない。とりあえずカメラを出すのは確実に避けた方がいい空気。前日に行われたプロレス前夜祭トークショーからも「一歩間違えたら‥」「何が起きるか‥」という危機感はヒシヒシ伝わってきた。
そして釜ヶ崎プロレス当日。試合が始まってみると、意外なほど前日感じた殺気のような空気はなくなっていた。西成のおっちゃんたちがしっかりプロレスを楽しんでいるのだ。ときおり酔ったおっちゃんらがケンカしだすけどそれくらいは想定内!やはり馬場猪木世代だからかコブラツイストや卍固めあたりが反応がいい。ちなみに自分のカメラで400枚以上、西成外の一般客も写真撮ってたけどそれでトラブルも起きてなかったようだし、セミ〜メインも盛り上がって「釜ヶ崎の人にプロレス見せたい」「外の人も釜ヶ崎に来て欲しい」という目的を見事に果たした奇跡的な興業だったと思う。そこは寄ってき祭り主宰の仙石さん、FUCKの白鳥さんの尽力のたまものだろう。あとプロレスの求心力も!ともかく無事平和に終わった釜プロ、今秋の開催もほぼ決定なようで秋の行楽は「もうひとつの大阪プロレス」釜プロへ!
もっとお客さんの反応はじめ面白いエピソードはあるけど、そっちは別の記事用にとっておくのだ。記事依頼もお待ちしております。ただこれで「釜ヶ崎って思ったより安全だな〜」と単純に考えるのもたぶんキケンですので。もっとディープな地帯もあるそうだし、ずっと手前のジャンジャン横町で「何言うたんじゃオラァァァァ!」とおっさんが若者をボコってたし、油断しちゃダメよ☆ *気になる範囲のみボカシ入れてます。