サイタマビーチ

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの雑記とかイベント告知とかもろもろです。

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの主にイベント告知とか雑記とかです。

俺週報12.4~12.10

4(土)
前日より母が九州から上京、親孝行プレイに徹する。東京駅で出迎えたのだけど、山梨の叔母の提案で「皇居を見にいこう」ということになり、「東京だよおっかさん、あれが二重橋よ」という歌詞どおりのことをリアルにやることに。皇居は主に外国人だらけで、そんなドメスティック&昭和な観光をしてる日本人はあんまりいなかったな。あと前々から噂だけは聞いていた「東京駅は2種類の深川めしがある」は本当だった。


再び駅まで母を送った後、コアマガジンBUBKA」原稿。
夜、障害者バラエティ「笑っていいかも」見る。前からNHK教育「バリバラ」コーナーは何度か見てたけど、ゴールデンの2時間枠となるとまた強力!運動会やM1風コンテストなど現代バラエティ風なのがまたものすごい問題提起になってたような。笑えるバラエティなら他にいくらでもあるけど、これを面白いと思っていいの?その線引きって?と自問自答させる「考えさせるバラエティ」としては十分完成してた。討論でも「障害者もこんなことしたいんですよー」とか安易に答え出さずに視聴者に考えさせる姿勢がよかった。ツイッターのTL上では視聴率20%くらいの勢いだったけど、実際は0.6%。世間はきびしー。しかしこんな番組を流すNHKなら受信料を払うことが誇らしさすら感じる。俺の金でこれ作ってんだぜ!いっそ「ふるさと納税」みたいな番組指定システム作ればいいのに。だったら「バリバラ」「世界ふれあい街歩き」「アルクメデス」指定で受信料振り込みます。

いっそ民放もスポンサー下ろして見たいの選ぶシステムでいいんだけどな。そしたらNHKとテレ朝とテレ東だけはキチンと払うよ。
5(日)
「バカAV専門学校vol.11.1」開催。ご来場ありがとうございました!大画面でケンドーナガサキが大暴れするのを見るのはやはり愉快だ。
6(月)
コアマガジンBUBKA」、デイリーポータルZ原稿。
7(火)
デイリーポータルZ「会社辞めます!そんな告白シチュエーション」掲載。書いてみて、あらためて自分は童貞喪失体験インタビューとか「勇気を振り絞らざるを得ない瞬間」が好きなのだなと気づいた。
集英社「週刊プレイボーイ」原稿。SOD「月刊SOD増刊」取材。そいや先日発売されたコンビニ売り版「月刊SOD増刊」でAV大喜利を館長さん(人間道場)とみちさん(はだしのゲン日記)を招いて3人で書いてます。いい感じに低俗かつポップ!1月上旬発売号もやってますので興味ある方はぜひ。

8(水)
GOT「べっぴんDMM」原稿。
夜、阿佐ヶ谷LoftAのLIVE「No1 in HEAVEN」へ。バクシーシ山下監督のマン毛フェチAV「MANGEDARAKE」話、吉田豪さんのリリーさんイベントでアウェイ話など面白かったけどフォトジェニックなのはやはりゴールドマン。なんか地下芸人ぽくなってたけど、その枠に入れられると本人はへこむのだろうな…。




9(木)
GOT「TENGU」原稿。
殴る女たち〜女子格闘家という生き方」(草思社)読了。

ささきぃこと佐々木亜紀さんによる11人の女子格闘家+リングドクターの姿を紡いだノンフィクション。女子格闘家に常につきまとう「女の子なのに、なぜ格闘技をやるの?人を殴るの?」という周囲の疑問。それは多くの選手が自らもひっかかっていて「なぜ私は格闘技(ここでは総合とキック選手が主)をやるのか、殴るのか」という自問でもある。
これは自分が普段やってるAV女優インタビューでもそうなのだけど、男にとってよくわからない仕事をしている人のインタビューの場合、男はついつい「理由」を読み取ろうとしてしまう。そういう意味では石岡沙織選手の章は「普通になりたいんです」という言葉と、恋愛体質な頃の話などの赤裸々さも含めて、意外かつ納得させられる「理由」が描かれていて面白かった。ただ、ある意味真逆ながら印象に残ったのがHIROKO選手の章。SMの女王様という前歴を明かすほど堂々とした人生を送ってきたであろう彼女が、総合を経験したことで「怖い」「メンタルが弱い」と言う。ただ、それは不格好だけれど確実な成長であって。一流の仏像彫師は木に埋められた像を彫り出すようにノミを走らせていくというけれど、総合を通してもやっとした部分が削れていく選手たちの姿は読んでいて心地よい。今の自分が女子総合を率先して見てないのもあって、すんなりと受け入れて読めた。それは佐々木さんの文章の上手さも大きい。
それぞれの格闘技前があり、格闘技を経験することで知らない自分が露わになっていく。その変化を与えるのは格闘技そのものの魅力であったり、ショウとしての場や責任だったり。それぞれの成長や過程がアスリートとして、そして女性としての顔も含めて描かれてるのがすごいなーと感心した。ただ、そうした「掘り出される」「磨き出される」タイプもいれば、渡辺久江選手やRENA選手のように目指すところがあってそこに向かうタイプもいるので、一括りには出来ないけれど。タイプが違う分、とても窓口が広い本。「自分探し」コーナーでも問題ないくらい。
あと随所に彼女たちの指導に手を焼いた先生たちの姿が出てくるのが、微笑ましくも格闘技とは「道」であるのだなと思わせる。読み終えても「彼女たちはなぜ殴るのか」の答えは出ないかもしれないけど「なぜその殴る場にいたいのか」はこの本を読めば伝わってくる。その切実さもまたプロの証なんだろうな。
10(金)
コアマガジン「BUBKA」原稿。多忙な合間にマッチョマンのPVは効くな!ということでついついヴィレッジピープルを立て続けに見る。