サイタマビーチ

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの雑記とかイベント告知とかもろもろです。

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの主にイベント告知とか雑記とかです。

『轟音と激闘の記録! 音楽ドキュメンタリー映画大全』参加しました。

以前もせのしすたぁ本など書かせていただいた「MOBSPROOF」責任編集の『轟音と激闘の記録! 音楽ドキュメンタリー映画大全』に参加させていただきました。執筆陣豪華ですね~。「ベッド・インの激マブ音楽ドキュメンタリー」が気になります!

ロックドキュメンタリー映画祭
轟音と激闘の記録! 音楽ドキュメンタリー映画大全
2016年4月8日刊行予定!
パンク専門誌MOBSPROOF責任編集!
 
パンク専門誌『MOBSPROOF』の新ライン「MOBSPROOF EX」が誕生。その第1弾としてロックドキュメンタリー映画に焦点を当てた「ロックドキュメンタリー映画祭」をリリース。本書ではいやが上にも盛り上がるミュージシャンのエモーショナル極まりない人生に迫ったロックドキュメンタリー映画のオールドスクールな作品から最新作まで国内外合わせて極上の250作品以上を紹介! TOWER RECORDSHMV、diskunion、BASEのスタッフが作品を紹介する「このドキュメントを喰らえ!」や、ミュージシャンのフェバリット作品について語ってもらうインタビュー「このドキュメントにやられた!」、ベッド・インの激マブ音楽ドキュメンタリー、パンクの歴史を記録し続けたターゲットビデオ、ゴス/デスロック/ポジパン映像入門、音楽心霊ドキュメントなど衝撃のコラムも充実!!
 
[インタビュー]
テンテンコ(ex BiS)/JOJO広重(非常階段)/津田紀昭(KEMURI)/日高央(THE STARBEMS)/TAISEI(SA)/景山潤一郎(THE PRISONER)
 
[執筆者一覧 (50音順)]
市川力夫/植地毅/尾崎テロル(TERROR FACTORY)/大坪ケムタ/お髭のマツオカ/ギンティ小林/国広克典(マーベリック・キッチン)/行川和彦/平田裕介/ベッド・イン/松田義人(deco)/松原弘一良(MOBSPROOF)/三澤藏六切腹ピストルズ)/ヤマダナオヒロ(†13th Moon†)/ロビン前田(赤犬/男の墓場プロ) 
 
判型:A5判・176ページ 予価:1,500円(税別) 発行:出版ワークス 発売:河出書房新社 ISBN:978-4-309-92082-5 C0074
 
[特設サイト]http://rdmf.tumblr.com
 
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自分は『DENKI GROOVE THE MOVIE?』、あと非ロックですが『Documentary of AKB48』などのアイドルドキュメンタリー映画などについて書かせてもらっております。電気は試写見て書いて、出るのは公開後という恐ろしいパターン!


そしてこれ見て「怖ぇー!」と思いました。いやこれでこそ、か。

2016年1月のお仕事

雑誌仕事では、アイドル方面では『エンタメ』3月号(徳間書店)で特集「業界騒然「原宿駅前パーティーズ」の革命」でふわふわよりメンバー7人(赤坂星南さん、岩崎春果さん、遠藤みゆさん、佐伯茉央さん、中野あいみさん、平塚日菜さん、吉澤瑠莉花さん)のインタビュー担当しました。おとな方面では『BUBKA』3月号(白夜書房)で南真菜果さんインタビュー、トイズハートプレゼンツ「きのう誰食べた?」友田彩也香さん編担当しております。あと『アサヒ芸能』(徳間書店)では初美沙希さん、七原あかりさん、蓮実クレアさん、羽月希さんインタビューしてます。AV女優インタビューは随時アサ芸プラスに転載されてますのでご興味ある方はぜひ。「大人」ってとこからです。子供は見ちゃダメだ! その他、『DMM』(GOT)、『スーパー写真塾』(コアマガジン)、『実話BUNKAタブー』(コアマガジン)、『月刊ソフトオンデマンド』(SOD)など、記名・無記名原稿やコメント仕事等やっております。

●ネット仕事では「AllAboutアイドル・タレント」でStereo Tokyo八木来未さん卒業ライブレポ+インタビュー「2015年のアイドル界をパリピが更新!Stereo Tokyo」、アイドルとして初めてMCバトルに参戦したライムベリーMIRIさんインタビュー「ライムベリーMIRI、戦極MCバトルへの挑戦」前後編を書かせていただきました。
allabout.co.jp
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今月の仕事で個人的に印象的だったのが「ライムベリーMIRI、戦極MCバトルへの挑戦」ですね。年末の戦極MCバトルの奮戦はほんと素晴らしい内容だったんですが、時期が時期なので正月またいで話題が忘れられがちなんですよね、特にアイドル界側だと。実際そっち系メディアでは記事出てないし。それはもったいない、という事で年明けに取材させてもらうことに。それで大喜利イベント後にインタビューさせてもらったんですが、これが自分としても初めての感覚を覚えた体験で。文中にも書きましたが、今まで自分は何人もの10代~20代の男女に取材する機会あったけれど、彼女ほどこちらの質問に対してほとんど間もなくしっかり答えてくれた子はいなかったです。こちらの質問に対して、ほとんど即答でバーッと多くの言葉で返してくれるんですね。若い子でも普段から自分の現状について悩んだり考えてる人は少なくないでしょう。しかし、それを常に自らの言葉にして出し続けている人はめったにいない。そんな数少ない人種がフリースタイルのラッパーなのでしょう。そしてこちらの質問に対して溢れてくる彼女の答えからもフリースタイルの経験が見て取れました。正直、普段のインタビューだと30分話聞いたら原稿で使えるのって15~20分くらい。でも彼女の場合40分くらい話聞いて、1時間以上聞いたかのような取れ高ありましたね。ちゃんと内容も濃くて。ということで記事は1万字越えてしまいました。これ雑誌じゃなくてよかったな~。その後「芸人ラップ王座決定戦第二章」のライブも見てきました。しっかりコール&レスポンスも起こしてたし、彼女自身がリリックに参加した曲もやったのが良かったですね。「自分の言葉」を外に出す経験がMIRIさんにとってどう経験になったのか、この先の成長が楽しみです!
 
●構成担当しましたSKE48裏ヒストリー ファン公式教本』(白夜書房ゆるめるモ!田家プロデューサーとの共著『ゼロからでも始められるアイドル運営』(コアマガジンまだまだ発売中です。『ゼロから~』は出版社でも在庫少なくなってきてるそうなので、ご興味ある方はお早めに。 
SKE48裏ヒストリー ファン公式教本

SKE48裏ヒストリー ファン公式教本

●童貞喪失インタビュー集「THIS IS NOT A LOVESONG**」1~3巻電子書籍版発売中です。amazon.co.jp、ebook japan、Yahooブックストア、iBookstoreなどでお求めください。そして1~3巻ともauの定額コンテンツサービス・ブックパスでも読めます。読める方はぜひとも。書籍版の2巻、3巻も各店舗で発売中です。

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** (デジタルブックファクトリー)

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** (デジタルブックファクトリー)

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 2

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 2

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 3

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 3

#私を構成する9枚、そのきっかけの1枚

ツイッターフェイスブックで「#私を構成する9枚」てのが流行ってたのでやってみました。

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左上から右に
 
Purple Rain/Prince and The Revolution(1984)
3Feet High and Rising/DE LA SOUL(1989)
Pinkerton/Weezer(1996)
Better Living Through Chemistry/Fatboy Slim(1996)
FEAR OF A BLACK PLANET/PUBLIC ENEMY(1990)
SISTER STRAWBERRY/筋肉少女帯(1988)
662BPM BY DG/電気グルーヴ(1990)
SAPPUKEI/NUMBERGIRL(2000)
EXPERIENCE/The Prodigy(1992)

 
並びは適当で意味はないです。

いずれもただ大好きってだけでなく、聴いた当時の自分の価値観を揺らすきっかけを作ったもの、て感じでしょうかね。それも音楽以外の部分に至るまで。あらためて見るとリリース年は1984年から2000年、基本リアルタイムで聴いたものばかりなので年齢でいえば12~28歳の時に聴いたもの。まあ、現在に至る自分の根幹を作るのはそのくらいですね、たしかに。30歳過ぎてからは…ないなあ。そこから現在に至るまでは、音源よりライブ体験の方がでかくなってきてる。地方住まいゆえライブに行きたくても行けなくて、ひたすら音源を聴くしか無かった時代の方が盤に対する思い入れは大きいですよね。

しかしやっぱ大きいのは一番最初の最初、初めて音楽を音楽として認識してハマったPrinceだなーとあらためて思う。だって最初に買ったレコードからしてプリンスの『ビートに抱かれて』だもんな。パープルのカラーレコードというのがまた良くて、子供ながらに「ヤバいブツを買った」感あった。ターンテーブルないのに捨てれなくてまだ持ってる。

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なかなかライナーノーツ(そういえばシングルにもあったなあ)が時代がかってていいですね。そう、俺達のボスはPRINCE!
 
と思ってたら、よくよく思い返すと最初に買ったレコードはプリンスじゃなかった。たしか『超時空要塞マクロス』か『巨神ゴーグ』、ついでにいえば初めて買ったLPは『装甲騎兵ボトムズ』のサントラだよ! すいません、ちょっと格好つけてました。
 

超時空要塞マクロス OP FULL /「マクロス」藤原誠

GIANT GORG 巨神ゴーグ OP full 輝く瞳
 
というので分かる通り、小5くらいまではガンダムあたりから順当にハマった普通のロボットアニメ少年だったわけです。まあ、サントラ買うくらいだから少しばかりのめりこむ方のアニメ少年だったんでしょう。それも姉が毎号アニメ専門誌『ジ・アニメ』買ってたりしたので、小学生にしてはコアな情報得ては周りに自慢するようなスタンスだった気がします。ちょうど『六神合体ゴッドマーズ』でマーグが(今でいう腐女子に)熱狂的人気、みたいな記事を読んだ覚えがあるのでいろいろファン心理とか変わってきてた時期なんでしょうね。自分もプラモも好きでパテ埋めも出来ないくせに模型専門誌『ホビージャパン』毎号買ってたしな。何事も能書き好きの半可通なのは毛生える前から!

ただ不思議なもので、音楽を聴くようになるきっかけもアニメだったりする。声優の神谷明さんがやってる「ベスト・リクエスト」という洋楽番組があって、単純に神谷さんがやってるなら! というんで聴いてみたわけです。で、たまたまその週の1位がプリンスの『レッツゴー・クレイジー』。そしてその翌週くらいには深夜のMTV的な番組で全裸のチリチリ頭の男が紫の煙をまとってバスルームから出てくるMVを見ることになり、それ以降どんなモビルスーツやドイツ軍の戦車よりもハマることになるわけでした。だって小学校の卒業文集で「尊敬する人:プリンス」て書いたからね! ほんとバカだなあ、その頃の俺。でも俺だけは全力で頭撫でて褒めてあげたい! 

それが1984年、小6の時の話。その後、音楽的影響でいえばプリンスらしいのはプリンスしかいないので、ファンクとか近いものを漁るとかはなかった(レコード買いまくる金も近所にレンタル屋もなかった)けれど、これ以降音楽のみならず「明らかにキワモノなんだけど、間違いなく魅力的なもの」に対する抵抗感がかなり減った気がする。直感的に「面白!」と思ったらとりあえず手ェ出してみる方向に。最初に聴いたのが『レッツゴー・クレイジー』だけに(ドヤ顔)。

「ベストリクエスト」を聴いてなければ、そのままアニメと同年に誕生したファミコンにハマってたかのなあ。それともその後来るバンドブームで順当にBOOWYブルーハーツにハマっていたか。おっさんになってやる「#私を構成する9枚」的な企画はいろいろと答え合わせしちゃいますね。
 


Purple Rain (1984 Film)

Purple Rain (1984 Film)

2015年12月のお仕事

●雑誌仕事では、アイドル方面では『エンタメ』2月号(徳間書店)で「年末恒例企画2015年 ENアイドルアワード」一部担当しました。ギュウゾウさん・宗像明将さんとの今年のアイドルシーン振り返り、Stereo Tokyoミニインタビューなど。同じく徳間書店の『OVERTURE No.005』の「アイドルアワード2015」にも参加、カナミル(おやすみホログラム)、ましゅりどますてぃ(校庭カメラガール)、里咲りさ(少女閣下のインターナショナル)あたりにコメントが使われてます。あとアイドルじゃないですが『smart』(宝島社)で今年で25週年を迎える電撃ネットワークのインタビュー担当しました。デンマーク女王の前で○を出した話とか、国際問題スレスレの話が! 一緒にイベントやってる&アイドル現場で会うギュウゾウさんは世界のギュウゾウさんなのだなあと話聞いて襟を正しました。
 
おとな方面では『BUBKA』2月号(白夜書房)で森苺莉さんインタビュー、トイズハートプレゼンツ「きのう誰食べた?」星美りかさん編担当しております。あと『アサヒ芸能』(徳間書店)では河西あみさん、生駒はるなさん、佐倉絆さんインタビューしてます。AV女優インタビューは随時アサ芸プラスに転載されてますのでご興味ある方はぜひ。「大人」ってとこからです。子供は見ちゃダメだ! その他、『DMM』(GOT)、『スーパー写真塾』(コアマガジン)、『実話BUNKAタブー』(コアマガジン)、『月刊ソフトオンデマンド』(SOD)など、記名・無記名原稿やコメント仕事等やっております。

ENTAME(エンタメ) 2016年 02 月号

ENTAME(エンタメ) 2016年 02 月号

OVERTURE No.005 (タウンムック)

OVERTURE No.005 (タウンムック)

smart(スマート) 2016年 02 月号 [雑誌]

smart(スマート) 2016年 02 月号 [雑誌]

BUBKA (ブブカ) 2016年02月号

BUBKA (ブブカ) 2016年02月号

●ネット仕事では「AllAboutアイドル・タレント」で絶叫する60度インタビューを前後編で書かせていただきました。
allabout.co.jp
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AllAboutでは去年2月にアイドルネッサンス4月にSTEREO JAPANとインタビューしましたが、絶叫する60度もそれに並ぶくらいの期待値で見てるグループですね。2015年の自分の現場締めも絶叫と偶想ドロップのツーマン@新宿ロフトでした。魁さんが喉壊してたのは残念でしたが、もんてろさんの気迫とファンのいいふざけ具合で「大惨事ぼっち戦争」3連発など盛り上がりました。偶ドロも凄みもありつつわちゃわちゃしたゲリラ戦なステージが相変わらず楽しい楽しい。この日、両グループ今年からは同じ事務所になると発表もあり、この両グループだと現時点では偶ドロがBRAZEに続きディファ有明ワンマンを決めたりと勢いを感じさせますが、昨年一年全国を走り回って基盤を作り上げた絶叫の勢いが今年は爆発するんじゃないかと。3年デイズの2年目、間違いなく勝負の年。
 

絶叫する60度 with 6% is MINE「三年days」/ Debut Single「ONLY PLACE WE CAN CRY e.p.」収録 【公式】
 
●昨年終盤は上に書いた「エンタメ」「OVERTURE」などで「今年/現在のアイドル界まとめ」みたいな記事もちょいちょいやらせていただきました。その中で「エンタメ」2月号での宗像さんの話は非常に示唆に富んだものだったのですが、泣く泣くカットせざるものも多く…と思ったら、毎年書かれてるメンズサイゾーの「2015年アイドルポップスベスト10まとめ」でほとんど書いてらっしゃいますね。
www.menscyzo.com
 
そういった取材とか、あと先日のFNS歌謡祭で話題になった「48グループ・スタダ・ハロプロ共演」で思ったのが、よく今アイドルの分類が難しいと言うけれど、それでも「芸能界アイドル」と「ライブハウスアイドル」にパキっと分かれるなあと。FNS組がもう明らかに「芸能界アイドル」で、あらためてそれを感じたんですね。あくまでメディアとレコード会社と現場で生きていき、食わせていく人たち。スタートは観客7人とか路上ライブでも、上に行き着けば従来の芸能界システムをベースに活動するわけです。で、その枠にはライブハウスから上がってきた新参のインディーズアイドルではメジャーレコード会社に所属しててもそう簡単には入れない。

ただ今年はちょっと距離感が変わるのかもしれない。昨年大晦日の深夜、そのFNS組でない「ライブハウスアイドル」達がこぞってフジテレビの特番『アイドルNew Yearサミット2016』に出演してたのが印象的で。メディア側としてもポストももクロ(てブレイクしてずいぶん経ちますが)をライブハウスアイドルから育てたい、というのは間違いなくあるはずで。それを本格的に意識しつつ、その一方で現在どこのTV局も収益的に大きいイベント部門としても育てたいというのを感じます。ある意味、大晦日の番組は予選。「ここから彼女たちは芸能界アイドルに挑戦していくんだな…」という感を強く感じさせられました。といっても自分録画し忘れて番組自体は見てないんですけどね! でもあの番組ってコーナー見るだけでいかにも「芸能界」じゃないですか。ライブで頑張ってきた子たちがスタジオで懐かしのアイドル曲歌わされたり、暴露トークやったり。その中で「芸能界アイドル適正」を見極められるんでしょう。2016年はそういう両者の間で上昇気流に乗りまくる子もいれば、翻弄される子もいるのかな~と。そして真逆にライブに徹するアイドルが支持されたりもするんでしょう。

昨年「エンタメ」12月号で著名ヲタのガリバーさんからこういうコメントをもらいました。「ツイッターにSHOWROOM、そしてCHEERZ、DMM.yellといったアプリが登場し、全国どこからでも『推す』ことが出来るようになりました。聞いたこともないアイドルのweb番組見ても、100人は見てたりするんですよね。ネットを経て“現場”がより広がっている感じがします」。CDを積むのとは別の形で、アイドル市場回してくぞー、て構造は確かに出来てきてるんですよね。嫌儲的な人にとってはなんだかなー、なんでしょうけど、この広がりと深まりがうまく回ればアイドルシーン全体がまだ面白くなる可能性はあるんじゃないでしょうかね。

ちなみに自分はメディアや代理店的とかメジャー的なものが絡むのは全部クソだファックだとは思ってないですよ。ちゃんとした所もあるし、何より運営やメンバー本人がしっかりしてればプラスになることも多いんだから。そもそも自分が昔広告代理店の営業だったからね! 悪口は言えねぇです、はっはー。

●構成担当しましたSKE48裏ヒストリー ファン公式教本』(白夜書房ゆるめるモ!田家プロデューサーとの共著『ゼロからでも始められるアイドル運営』(コアマガジンまだまだ好評発売中です。先日版元に『ゼロから~』について聞いたところ、出版社でも在庫少なくなってきてるそうなので、ご興味ある方はお早めに。
 

SKE48裏ヒストリー ファン公式教本

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●童貞喪失インタビュー集「THIS IS NOT A LOVESONG**」1~3巻電子書籍版発売中です。amazon.co.jp、ebook japan、Yahooブックストア、iBookstoreなどでお求めください。そして1~3巻ともauの定額コンテンツサービス・ブックパスでも読めるようになりました! 読める方はぜひとも。書籍版の2巻、3巻も各店舗で発売中です。

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** (デジタルブックファクトリー)

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脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 2

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 2

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 3

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 3

2015年見たアイドルの私的「ベスト・オブ・ライブ部門」

『OVERTURENo.005』(徳間書店)の特集「IDOL AWARD」に参加しました。識者のひとりとして今年のアイドルベスト○○をいろいろ挙げて、その中で上位に来たやつだけコメントが載ってる感じです。自分のコメントだと、カナミル(おやすみホログラム)、ましゅりどますてぃ(校庭カメラガール)、里咲りさ(少女閣下のインターナショナル)あたりが使われてます。うーん、ザ・地下感! その中で「ベスト・オブ・ライブ部門」というのがあって、掲載された上位3つのに自分セレクトは入ってないわけですが、まあそれはしゃあない。見てる人、注目してる人が多い分、会場規模が大きいものが上位になってしまうのは仕方ないもの。ということで私的「ベスト・オブ・ライブ部門」ベスト3を挙げてみます。

■9月20日『テレビのムコウ』アイドル&オタクの早朝爆裂マジライブ!in日本テレビ2Fロビー/BiSH・妄想キャリブレーション・せのしすたぁ
 

妄想キャリブレーション - アイドル&オタクの 早朝爆裂マジライブ! 150920

せのしすたぁ - アイドル&オタクの 早朝爆裂マジライブ! 150920

BiSH - アイドル&オタクの 早朝爆裂マジライブ! 150920
 
ベスト現場といいつついきなりネット鑑賞ですが……。今年9月に日本テレビが行った24時間生配信の実験的番組「テレビのムコウ」。そのタイムテーブルにAKBとかバラエティといったテレビ寄りなコンテンツの中に混じって「深夜の日本テレビでプロレスしてみよう! presented by DDTプロレス」、さらに「牛の出産の瞬間を待つ生中継」「アヒルの孵化の瞬間を待つ生中継」(ともに放送時間5時間)という狂った番組が。そこに並ぶアイドル枠で、思い返すと今年アイドルが出た番組でダントツに面白かったのがこれ。朝6時にアイドルヲタを日テレに集めてライブを行うというこの企画、ただフツーに音楽番組にする気はなくて、バラエティ番組としてテンション最強な3組の客席で「一般人代表」のアナウンサーがひたすら巻き込まれるというのが素晴らしい。アナウンサー襲撃とかデストロイヤーvs徳光アナ以来の日テレイズムですよ! 他にライブアイドルが出る番組というと『アイドル宝くじ』とかあるけど、この番組ほど「ライブはアイドルとヲタクが作るもの」というのを理解したものは今までなかったんじゃないか。その中で「うちのヲタが一番少ない…」と心配していたせのしすたぁがガッツリ場をブチ上げたのは嬉しかったなー。放送後、ディレクターが48系の番組でもバラエティ濃度高い「SKE48エビシリーズ」の藤井Dと知り納得。
 
■9月21日「アキバで想い出トラベルネッサンス千秋楽&橋本佳奈卒業公演』アイドルネッサンス
 
こんな記事を書きました。
allabout.co.jp
 

~橋本佳奈 卒業に寄せて~【9.21終演後】アイドルネッサンス

全ては自分が担当した記事で書いたつもりですが。正直、アイドルの卒業ライブでメンバーが泣いちゃうのって仕方ないんだけど、それでエモーショナルな空気にさせるのはちょっとズルい、と思う部分もあるんですね。今の思いだけでなく、その先の決意が見えるものであってほしい。そういう意味でも、この日の「最高のライブで橋本を送るんだ」っていう7人のパフォーマンスの気迫はちょっと凄かった。アイドルネッサンスの良さってステージ内外の「厳しさ」から来てるものも多いと思うんですが、ここまで自分たちを律しつつ爆発させて見せるステージてちょっとない。しかも中高生がだよ? っていう。橋本さんの卒業を経た、最近のアイドルネッサンスを見ると、ちょっと前は中学生だった子が高校生になったような成長を感じます。淡い青から群青色の思春期へ。『Funny Bunny』そして『シルエット』が歌えるのは今だから、じゃないかな。
 

アイドルネッサンス「Funny Bunny」(MV)
 
■5月24日『Electric Monkey in TOKYO』STEREO JAPAN
 
こんな記事を書きました。
otapol.jp
 
今年いちばん刺激的なアイドルはStereo Tokyo(いろいろあるけどここではこれで表記統一します)だった、間違いなく。ルミトン棒やハンディミラーボールの導入、ステージに降りてくるメンバー、\パーティーピーポー/の発生、水江Pのもろもろの面白発言、パリピのエクストリーム化、そして先日の八木来未卒業パーティ『Grad KRM』で「泣けるStereo Tokyo」という新次元に突入。その『Grad KRM』も良かったけど、ファーストワンマンの『Electric Monkey in TOKYO』での混乱の中から新しい秩序が生まれてくる感じはなかなか体験出来るもんじゃなかった。ギューギュー詰めのクラブの中でアイドルもヲタクも全く境がない中でノンストップで踊りまくり、飛び交う札束、顔面にブチまけられるケーキ、それで皆ゲラゲラ笑ってる空気は、ほんとアイドルというドラッグでEDMパーティするとこんな感じなんだなと。EDMパーティ行ったことないけどね! 今のパリピの皆さん見てても「2015年以降のヲタクフォーマット」のひとつだろうな、というのを感じる。2016年、どう転がってくのか一番楽しみだなあ。マトモに転がる気配まったくないから!

OVERTURE No.005 (タウンムック)

OVERTURE No.005 (タウンムック)

THIS IS LIVE!!!

THIS IS LIVE!!!

Funny Bunny

Funny Bunny

Party People

Party People

2015年11月のお仕事

●雑誌仕事では、アイドル方面では『BUBKA』1月号(百夜書房)、ヲタ座談会「人生は高橋みなみが変えてくれた」担当しました。おとな方面では『BUBKA』11月号(白夜書房)で浅田結梨さんインタビュー、トイズハートプレゼンツ「きのう誰食べた?」桜井あゆさん編担当しております。その他『アサヒ芸能』(徳間書店)、『DMM』(GOT)、『スーパー写真塾』(コアマガジン)、『実話BUNKAタブー』(コアマガジン)、『月刊ソフトオンデマンド』(SOD)、『ザ・ベストSpecialGOLD』(KKベストセラーズ)、『CIRCUS MAX』(KKベストセラーズ)などなど、記名・無記名原稿やコメント仕事等やっております。
 
●11月より『アサヒ芸能』(徳間書店)のAV女優インタビューページを定期的に担当させていただく事になりまして、既に浅田結梨さん、皆野あいさんが載った号は発売されております。随時アサ芸のweb版・アサ芸プラスに転載されていきますので、ご興味ある方はぜひっ。

BUBKA (ブブカ) 2016年01月号

BUBKA (ブブカ) 2016年01月号

 
●ネット仕事では「AllAbout」で記事書かせていただきました。話聞いた際からヒックスヴィルのライブを成功させる一方、NMB48木下百花ら推しがさらに増えている岩下の新生姜社長へのインタビューです。allabout.co.jp
岩下食品 岩下の新生姜80g×15パック

岩下食品 岩下の新生姜80g×15パック

 
●構成担当しましたSKE48裏ヒストリー ファン公式教本』(白夜書房ゆるめるモ!田家プロデューサーとの共著『ゼロからでも始められるアイドル運営』(コアマガジンまだまだ好評発売中です。先日版元に『ゼロから~』について聞いたところ、出版社でも在庫少なくなってきてるそうなので、ご興味ある方はお早めに。
 
SKE48裏ヒストリー ファン公式教本

SKE48裏ヒストリー ファン公式教本

●童貞喪失インタビュー集「THIS IS NOT A LOVESONG**」1~3巻電子書籍版発売中です。amazon.co.jp、ebook japan、Yahooブックストア、iBookstoreなどでお求めください。そして1~3巻ともauの定額コンテンツサービス・ブックパスでも読めるようになりました! 読める方はぜひとも。書籍版の2巻、3巻も各店舗で発売中です。

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** (デジタルブックファクトリー)

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** (デジタルブックファクトリー)

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 2

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 2

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 3

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 3

暴力的で猥雑でどこかロマンティックで。/Have a Nice Day!『Dystopia Romance』とか革命アイドル暴走ちゃん『Rebirth』とか

ここで初めて新宿ロフトプラスワンに行った時のことを書いたけども、東京に初めて来たのはそのもうちょっと前。当時勤めていた広告会社には何かデジタル的な展示会を見学に行くと申請して休みを取り、実際はベイNKホールで行われるパンクラスのメインイベント・バス・ルッテンVS船木誠勝を見るのが目的だった。そうだそうだ、おれにとっての東京というと、平野勝之の映像とかパンクラスの試合みたいに暴力的で猥雑でどこかロマンティック。そういうイメージだったのを久々に思い出した。
 
   
 
11月18日のHave a Nice Day!『Dystopia Romance』恵比寿リキッドルーム。途中から駆けつけてドアを開けるとちょうどハバナイの浅見さんが登場してきたところで、この日合計3回鳴らされることになる『Are You Ready?(Suck My Dick)』、そして『Forever Young』の1回目が始まるところだった。ハバナイを見るようになったのはこの1年の話。ドリーミーだけどその外周はチェーンソーの刃みたいなダンスミュージック、その音にボーカルの浅見さんがやたらと過剰なヒリヒリ感を叩きつけてくるのが印象的だった。格好良いけど、その苛立ちの理由はなんだろう。その尖った空気の理由はライブ数日前にアップされたこの動画を見てはじめて知った。
 
  
 
映像から伝わる「奇跡を起こす準備は出来ている」感。起きないかもしれない、奇跡だから。ただこれ見て18日行かない理由はないな、と思った。そして当日夜のリキッドルームには950人もの人が集まり、一年近くステージに立っていなかった内藤さんがマイクを握った。そのステージで“奇跡”が起きたのか、ハバナイを一年足らずしか見てない自分は判別しかねるけども、浅見さんはじめメンバー4人があんなに楽しそうに立ってるハバナイは初めて見たし、何より自分が楽しくてしょうがなかった。最前に突っ込む気力はなかったけども。リキッドの最前というと、新宿時代後ろから転がってきたサーファーの踵で後頭部バッコンバッコン蹴られまくった思い出しかないし。身長高いと大変なんですよ。

11月はほんとライブの当たり月というか、ここ数年自分のものの見方を変えられたクラスのグループが大集合で総進撃な月だった。行けるだけ足運んでいるアイドルネッサンスやStereo Tokyoはもちろん、二階堂瞳子率いる革命アイドル暴走ちゃん『Rebirth』、『大家帝国主催興行~マッスルメイツの2015』などなど。それでふと思い出した。あー、そういえば自分の好きなものって暴走ちゃんとかマッスルみたいに暴力的で猥雑でどこかロマンティックだったんだ。要はずっと昔から変わってない。ハバナイやStereo Tokyoだってそうだ。アイドルネッサンスだって、あの真っ直ぐさやひたむきはもはやちょっとした暴力だ。……それはちょっと強引か。

ただどれも共通するのは、どれもステージ上とフロアの境界、またはノンフィクションとエンターテイメントの境界がなくなる瞬間があり、その時どえらい光を放つものであること。ステージとフロアがひとつとなってステージを作る、といっていい。フロアにメンバーが飛び込んでくるStereo Tokyo。最後に客がステージに立ち、演者が客席に立つ大移動が起きる暴走ちゃん。そんな形式だけの話ではなく、『大家帝国主催興行』メインの棚橋弘至への巨大なブーイングの中での試合の熱狂は、確実にレスラーと観客が高熱で融け合ったからこそ生まれた空間だった。で、だいたいこの辺のジャンルって世間から「低俗」と言われがちなとこでもある。ただ、ツイッターとか見てるとみんなもう低俗じゃないですか。そんな中で「高潔な低俗」というものがあって、そこだけが放つことができる光というものも確実にある。むしろ今はそういうものしか美しい光は放てないんじゃないのか。品の良さそうなのって皆もう叩く気マンマンだし。

クラウドファンディングなどを活かして、ネットの中、そして実際のフロアに大きなモッシュピットを作りだしたハバナイ。ヲタクやアングラという自らが触れてきたカルチャーと作法をもって世界を獲りに行く暴走ちゃん。内から外へ、突き破るのではなく、まるでゲームの『塊魂』のようにいろんなものを巻き込んでいく人たち。浅見さんや二階堂さんらひとりの中から生まれたロマンティックで暴力的なくらいのパワー*1が、その突進力をもっていろんなものを内に包んでいくがゆえにストーリーが生まれていく感じがイマドキというかこれからなんだろうし、これが出来る東京ってやっぱ面白いなあ、とあらためて思う11月のもろもろでありました。

しかし40過ぎてこんなライブハウス通いするとは思わなかったな。ま、上京したの1999年だから、東京年齢はまだ16歳だよ。もう埼玉県民だけど。
 
   
  
 

*1:もちろん実際の暴力とは別ですよ。