サイタマビーチ

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの雑記とかイベント告知とかもろもろです。

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの主にイベント告知とか雑記とかです。

2015年12月のお仕事

●雑誌仕事では、アイドル方面では『エンタメ』2月号(徳間書店)で「年末恒例企画2015年 ENアイドルアワード」一部担当しました。ギュウゾウさん・宗像明将さんとの今年のアイドルシーン振り返り、Stereo Tokyoミニインタビューなど。同じく徳間書店の『OVERTURE No.005』の「アイドルアワード2015」にも参加、カナミル(おやすみホログラム)、ましゅりどますてぃ(校庭カメラガール)、里咲りさ(少女閣下のインターナショナル)あたりにコメントが使われてます。あとアイドルじゃないですが『smart』(宝島社)で今年で25週年を迎える電撃ネットワークのインタビュー担当しました。デンマーク女王の前で○を出した話とか、国際問題スレスレの話が! 一緒にイベントやってる&アイドル現場で会うギュウゾウさんは世界のギュウゾウさんなのだなあと話聞いて襟を正しました。
 
おとな方面では『BUBKA』2月号(白夜書房)で森苺莉さんインタビュー、トイズハートプレゼンツ「きのう誰食べた?」星美りかさん編担当しております。あと『アサヒ芸能』(徳間書店)では河西あみさん、生駒はるなさん、佐倉絆さんインタビューしてます。AV女優インタビューは随時アサ芸プラスに転載されてますのでご興味ある方はぜひ。「大人」ってとこからです。子供は見ちゃダメだ! その他、『DMM』(GOT)、『スーパー写真塾』(コアマガジン)、『実話BUNKAタブー』(コアマガジン)、『月刊ソフトオンデマンド』(SOD)など、記名・無記名原稿やコメント仕事等やっております。

ENTAME(エンタメ) 2016年 02 月号

ENTAME(エンタメ) 2016年 02 月号

OVERTURE No.005 (タウンムック)

OVERTURE No.005 (タウンムック)

smart(スマート) 2016年 02 月号 [雑誌]

smart(スマート) 2016年 02 月号 [雑誌]

BUBKA (ブブカ) 2016年02月号

BUBKA (ブブカ) 2016年02月号

●ネット仕事では「AllAboutアイドル・タレント」で絶叫する60度インタビューを前後編で書かせていただきました。
allabout.co.jp
allabout.co.jp
 
AllAboutでは去年2月にアイドルネッサンス4月にSTEREO JAPANとインタビューしましたが、絶叫する60度もそれに並ぶくらいの期待値で見てるグループですね。2015年の自分の現場締めも絶叫と偶想ドロップのツーマン@新宿ロフトでした。魁さんが喉壊してたのは残念でしたが、もんてろさんの気迫とファンのいいふざけ具合で「大惨事ぼっち戦争」3連発など盛り上がりました。偶ドロも凄みもありつつわちゃわちゃしたゲリラ戦なステージが相変わらず楽しい楽しい。この日、両グループ今年からは同じ事務所になると発表もあり、この両グループだと現時点では偶ドロがBRAZEに続きディファ有明ワンマンを決めたりと勢いを感じさせますが、昨年一年全国を走り回って基盤を作り上げた絶叫の勢いが今年は爆発するんじゃないかと。3年デイズの2年目、間違いなく勝負の年。
 

絶叫する60度 with 6% is MINE「三年days」/ Debut Single「ONLY PLACE WE CAN CRY e.p.」収録 【公式】
 
●昨年終盤は上に書いた「エンタメ」「OVERTURE」などで「今年/現在のアイドル界まとめ」みたいな記事もちょいちょいやらせていただきました。その中で「エンタメ」2月号での宗像さんの話は非常に示唆に富んだものだったのですが、泣く泣くカットせざるものも多く…と思ったら、毎年書かれてるメンズサイゾーの「2015年アイドルポップスベスト10まとめ」でほとんど書いてらっしゃいますね。
www.menscyzo.com
 
そういった取材とか、あと先日のFNS歌謡祭で話題になった「48グループ・スタダ・ハロプロ共演」で思ったのが、よく今アイドルの分類が難しいと言うけれど、それでも「芸能界アイドル」と「ライブハウスアイドル」にパキっと分かれるなあと。FNS組がもう明らかに「芸能界アイドル」で、あらためてそれを感じたんですね。あくまでメディアとレコード会社と現場で生きていき、食わせていく人たち。スタートは観客7人とか路上ライブでも、上に行き着けば従来の芸能界システムをベースに活動するわけです。で、その枠にはライブハウスから上がってきた新参のインディーズアイドルではメジャーレコード会社に所属しててもそう簡単には入れない。

ただ今年はちょっと距離感が変わるのかもしれない。昨年大晦日の深夜、そのFNS組でない「ライブハウスアイドル」達がこぞってフジテレビの特番『アイドルNew Yearサミット2016』に出演してたのが印象的で。メディア側としてもポストももクロ(てブレイクしてずいぶん経ちますが)をライブハウスアイドルから育てたい、というのは間違いなくあるはずで。それを本格的に意識しつつ、その一方で現在どこのTV局も収益的に大きいイベント部門としても育てたいというのを感じます。ある意味、大晦日の番組は予選。「ここから彼女たちは芸能界アイドルに挑戦していくんだな…」という感を強く感じさせられました。といっても自分録画し忘れて番組自体は見てないんですけどね! でもあの番組ってコーナー見るだけでいかにも「芸能界」じゃないですか。ライブで頑張ってきた子たちがスタジオで懐かしのアイドル曲歌わされたり、暴露トークやったり。その中で「芸能界アイドル適正」を見極められるんでしょう。2016年はそういう両者の間で上昇気流に乗りまくる子もいれば、翻弄される子もいるのかな~と。そして真逆にライブに徹するアイドルが支持されたりもするんでしょう。

昨年「エンタメ」12月号で著名ヲタのガリバーさんからこういうコメントをもらいました。「ツイッターにSHOWROOM、そしてCHEERZ、DMM.yellといったアプリが登場し、全国どこからでも『推す』ことが出来るようになりました。聞いたこともないアイドルのweb番組見ても、100人は見てたりするんですよね。ネットを経て“現場”がより広がっている感じがします」。CDを積むのとは別の形で、アイドル市場回してくぞー、て構造は確かに出来てきてるんですよね。嫌儲的な人にとってはなんだかなー、なんでしょうけど、この広がりと深まりがうまく回ればアイドルシーン全体がまだ面白くなる可能性はあるんじゃないでしょうかね。

ちなみに自分はメディアや代理店的とかメジャー的なものが絡むのは全部クソだファックだとは思ってないですよ。ちゃんとした所もあるし、何より運営やメンバー本人がしっかりしてればプラスになることも多いんだから。そもそも自分が昔広告代理店の営業だったからね! 悪口は言えねぇです、はっはー。

●構成担当しましたSKE48裏ヒストリー ファン公式教本』(白夜書房ゆるめるモ!田家プロデューサーとの共著『ゼロからでも始められるアイドル運営』(コアマガジンまだまだ好評発売中です。先日版元に『ゼロから~』について聞いたところ、出版社でも在庫少なくなってきてるそうなので、ご興味ある方はお早めに。
 

SKE48裏ヒストリー ファン公式教本

SKE48裏ヒストリー ファン公式教本

●童貞喪失インタビュー集「THIS IS NOT A LOVESONG**」1~3巻電子書籍版発売中です。amazon.co.jp、ebook japan、Yahooブックストア、iBookstoreなどでお求めください。そして1~3巻ともauの定額コンテンツサービス・ブックパスでも読めるようになりました! 読める方はぜひとも。書籍版の2巻、3巻も各店舗で発売中です。

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** (デジタルブックファクトリー)

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** (デジタルブックファクトリー)

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 2

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脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 3

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 3

2015年見たアイドルの私的「ベスト・オブ・ライブ部門」

『OVERTURENo.005』(徳間書店)の特集「IDOL AWARD」に参加しました。識者のひとりとして今年のアイドルベスト○○をいろいろ挙げて、その中で上位に来たやつだけコメントが載ってる感じです。自分のコメントだと、カナミル(おやすみホログラム)、ましゅりどますてぃ(校庭カメラガール)、里咲りさ(少女閣下のインターナショナル)あたりが使われてます。うーん、ザ・地下感! その中で「ベスト・オブ・ライブ部門」というのがあって、掲載された上位3つのに自分セレクトは入ってないわけですが、まあそれはしゃあない。見てる人、注目してる人が多い分、会場規模が大きいものが上位になってしまうのは仕方ないもの。ということで私的「ベスト・オブ・ライブ部門」ベスト3を挙げてみます。

■9月20日『テレビのムコウ』アイドル&オタクの早朝爆裂マジライブ!in日本テレビ2Fロビー/BiSH・妄想キャリブレーション・せのしすたぁ
 

妄想キャリブレーション - アイドル&オタクの 早朝爆裂マジライブ! 150920

せのしすたぁ - アイドル&オタクの 早朝爆裂マジライブ! 150920

BiSH - アイドル&オタクの 早朝爆裂マジライブ! 150920
 
ベスト現場といいつついきなりネット鑑賞ですが……。今年9月に日本テレビが行った24時間生配信の実験的番組「テレビのムコウ」。そのタイムテーブルにAKBとかバラエティといったテレビ寄りなコンテンツの中に混じって「深夜の日本テレビでプロレスしてみよう! presented by DDTプロレス」、さらに「牛の出産の瞬間を待つ生中継」「アヒルの孵化の瞬間を待つ生中継」(ともに放送時間5時間)という狂った番組が。そこに並ぶアイドル枠で、思い返すと今年アイドルが出た番組でダントツに面白かったのがこれ。朝6時にアイドルヲタを日テレに集めてライブを行うというこの企画、ただフツーに音楽番組にする気はなくて、バラエティ番組としてテンション最強な3組の客席で「一般人代表」のアナウンサーがひたすら巻き込まれるというのが素晴らしい。アナウンサー襲撃とかデストロイヤーvs徳光アナ以来の日テレイズムですよ! 他にライブアイドルが出る番組というと『アイドル宝くじ』とかあるけど、この番組ほど「ライブはアイドルとヲタクが作るもの」というのを理解したものは今までなかったんじゃないか。その中で「うちのヲタが一番少ない…」と心配していたせのしすたぁがガッツリ場をブチ上げたのは嬉しかったなー。放送後、ディレクターが48系の番組でもバラエティ濃度高い「SKE48エビシリーズ」の藤井Dと知り納得。
 
■9月21日「アキバで想い出トラベルネッサンス千秋楽&橋本佳奈卒業公演』アイドルネッサンス
 
こんな記事を書きました。
allabout.co.jp
 

~橋本佳奈 卒業に寄せて~【9.21終演後】アイドルネッサンス

全ては自分が担当した記事で書いたつもりですが。正直、アイドルの卒業ライブでメンバーが泣いちゃうのって仕方ないんだけど、それでエモーショナルな空気にさせるのはちょっとズルい、と思う部分もあるんですね。今の思いだけでなく、その先の決意が見えるものであってほしい。そういう意味でも、この日の「最高のライブで橋本を送るんだ」っていう7人のパフォーマンスの気迫はちょっと凄かった。アイドルネッサンスの良さってステージ内外の「厳しさ」から来てるものも多いと思うんですが、ここまで自分たちを律しつつ爆発させて見せるステージてちょっとない。しかも中高生がだよ? っていう。橋本さんの卒業を経た、最近のアイドルネッサンスを見ると、ちょっと前は中学生だった子が高校生になったような成長を感じます。淡い青から群青色の思春期へ。『Funny Bunny』そして『シルエット』が歌えるのは今だから、じゃないかな。
 

アイドルネッサンス「Funny Bunny」(MV)
 
■5月24日『Electric Monkey in TOKYO』STEREO JAPAN
 
こんな記事を書きました。
otapol.jp
 
今年いちばん刺激的なアイドルはStereo Tokyo(いろいろあるけどここではこれで表記統一します)だった、間違いなく。ルミトン棒やハンディミラーボールの導入、ステージに降りてくるメンバー、\パーティーピーポー/の発生、水江Pのもろもろの面白発言、パリピのエクストリーム化、そして先日の八木来未卒業パーティ『Grad KRM』で「泣けるStereo Tokyo」という新次元に突入。その『Grad KRM』も良かったけど、ファーストワンマンの『Electric Monkey in TOKYO』での混乱の中から新しい秩序が生まれてくる感じはなかなか体験出来るもんじゃなかった。ギューギュー詰めのクラブの中でアイドルもヲタクも全く境がない中でノンストップで踊りまくり、飛び交う札束、顔面にブチまけられるケーキ、それで皆ゲラゲラ笑ってる空気は、ほんとアイドルというドラッグでEDMパーティするとこんな感じなんだなと。EDMパーティ行ったことないけどね! 今のパリピの皆さん見てても「2015年以降のヲタクフォーマット」のひとつだろうな、というのを感じる。2016年、どう転がってくのか一番楽しみだなあ。マトモに転がる気配まったくないから!

OVERTURE No.005 (タウンムック)

OVERTURE No.005 (タウンムック)

THIS IS LIVE!!!

THIS IS LIVE!!!

Funny Bunny

Funny Bunny

Party People

Party People

2015年11月のお仕事

●雑誌仕事では、アイドル方面では『BUBKA』1月号(百夜書房)、ヲタ座談会「人生は高橋みなみが変えてくれた」担当しました。おとな方面では『BUBKA』11月号(白夜書房)で浅田結梨さんインタビュー、トイズハートプレゼンツ「きのう誰食べた?」桜井あゆさん編担当しております。その他『アサヒ芸能』(徳間書店)、『DMM』(GOT)、『スーパー写真塾』(コアマガジン)、『実話BUNKAタブー』(コアマガジン)、『月刊ソフトオンデマンド』(SOD)、『ザ・ベストSpecialGOLD』(KKベストセラーズ)、『CIRCUS MAX』(KKベストセラーズ)などなど、記名・無記名原稿やコメント仕事等やっております。
 
●11月より『アサヒ芸能』(徳間書店)のAV女優インタビューページを定期的に担当させていただく事になりまして、既に浅田結梨さん、皆野あいさんが載った号は発売されております。随時アサ芸のweb版・アサ芸プラスに転載されていきますので、ご興味ある方はぜひっ。

BUBKA (ブブカ) 2016年01月号

BUBKA (ブブカ) 2016年01月号

 
●ネット仕事では「AllAbout」で記事書かせていただきました。話聞いた際からヒックスヴィルのライブを成功させる一方、NMB48木下百花ら推しがさらに増えている岩下の新生姜社長へのインタビューです。allabout.co.jp
岩下食品 岩下の新生姜80g×15パック

岩下食品 岩下の新生姜80g×15パック

 
●構成担当しましたSKE48裏ヒストリー ファン公式教本』(白夜書房ゆるめるモ!田家プロデューサーとの共著『ゼロからでも始められるアイドル運営』(コアマガジンまだまだ好評発売中です。先日版元に『ゼロから~』について聞いたところ、出版社でも在庫少なくなってきてるそうなので、ご興味ある方はお早めに。
 
SKE48裏ヒストリー ファン公式教本

SKE48裏ヒストリー ファン公式教本

●童貞喪失インタビュー集「THIS IS NOT A LOVESONG**」1~3巻電子書籍版発売中です。amazon.co.jp、ebook japan、Yahooブックストア、iBookstoreなどでお求めください。そして1~3巻ともauの定額コンテンツサービス・ブックパスでも読めるようになりました! 読める方はぜひとも。書籍版の2巻、3巻も各店舗で発売中です。

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** (デジタルブックファクトリー)

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** (デジタルブックファクトリー)

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 2

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 2

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 3

脱童貞 THIS IS NOT A LOVESONG** 3

暴力的で猥雑でどこかロマンティックで。/Have a Nice Day!『Dystopia Romance』とか革命アイドル暴走ちゃん『Rebirth』とか

ここで初めて新宿ロフトプラスワンに行った時のことを書いたけども、東京に初めて来たのはそのもうちょっと前。当時勤めていた広告会社には何かデジタル的な展示会を見学に行くと申請して休みを取り、実際はベイNKホールで行われるパンクラスのメインイベント・バス・ルッテンVS船木誠勝を見るのが目的だった。そうだそうだ、おれにとっての東京というと、平野勝之の映像とかパンクラスの試合みたいに暴力的で猥雑でどこかロマンティック。そういうイメージだったのを久々に思い出した。
 
   
 
11月18日のHave a Nice Day!『Dystopia Romance』恵比寿リキッドルーム。途中から駆けつけてドアを開けるとちょうどハバナイの浅見さんが登場してきたところで、この日合計3回鳴らされることになる『Are You Ready?(Suck My Dick)』、そして『Forever Young』の1回目が始まるところだった。ハバナイを見るようになったのはこの1年の話。ドリーミーだけどその外周はチェーンソーの刃みたいなダンスミュージック、その音にボーカルの浅見さんがやたらと過剰なヒリヒリ感を叩きつけてくるのが印象的だった。格好良いけど、その苛立ちの理由はなんだろう。その尖った空気の理由はライブ数日前にアップされたこの動画を見てはじめて知った。
 
  
 
映像から伝わる「奇跡を起こす準備は出来ている」感。起きないかもしれない、奇跡だから。ただこれ見て18日行かない理由はないな、と思った。そして当日夜のリキッドルームには950人もの人が集まり、一年近くステージに立っていなかった内藤さんがマイクを握った。そのステージで“奇跡”が起きたのか、ハバナイを一年足らずしか見てない自分は判別しかねるけども、浅見さんはじめメンバー4人があんなに楽しそうに立ってるハバナイは初めて見たし、何より自分が楽しくてしょうがなかった。最前に突っ込む気力はなかったけども。リキッドの最前というと、新宿時代後ろから転がってきたサーファーの踵で後頭部バッコンバッコン蹴られまくった思い出しかないし。身長高いと大変なんですよ。

11月はほんとライブの当たり月というか、ここ数年自分のものの見方を変えられたクラスのグループが大集合で総進撃な月だった。行けるだけ足運んでいるアイドルネッサンスやStereo Tokyoはもちろん、二階堂瞳子率いる革命アイドル暴走ちゃん『Rebirth』、『大家帝国主催興行~マッスルメイツの2015』などなど。それでふと思い出した。あー、そういえば自分の好きなものって暴走ちゃんとかマッスルみたいに暴力的で猥雑でどこかロマンティックだったんだ。要はずっと昔から変わってない。ハバナイやStereo Tokyoだってそうだ。アイドルネッサンスだって、あの真っ直ぐさやひたむきはもはやちょっとした暴力だ。……それはちょっと強引か。

ただどれも共通するのは、どれもステージ上とフロアの境界、またはノンフィクションとエンターテイメントの境界がなくなる瞬間があり、その時どえらい光を放つものであること。ステージとフロアがひとつとなってステージを作る、といっていい。フロアにメンバーが飛び込んでくるStereo Tokyo。最後に客がステージに立ち、演者が客席に立つ大移動が起きる暴走ちゃん。そんな形式だけの話ではなく、『大家帝国主催興行』メインの棚橋弘至への巨大なブーイングの中での試合の熱狂は、確実にレスラーと観客が高熱で融け合ったからこそ生まれた空間だった。で、だいたいこの辺のジャンルって世間から「低俗」と言われがちなとこでもある。ただ、ツイッターとか見てるとみんなもう低俗じゃないですか。そんな中で「高潔な低俗」というものがあって、そこだけが放つことができる光というものも確実にある。むしろ今はそういうものしか美しい光は放てないんじゃないのか。品の良さそうなのって皆もう叩く気マンマンだし。

クラウドファンディングなどを活かして、ネットの中、そして実際のフロアに大きなモッシュピットを作りだしたハバナイ。ヲタクやアングラという自らが触れてきたカルチャーと作法をもって世界を獲りに行く暴走ちゃん。内から外へ、突き破るのではなく、まるでゲームの『塊魂』のようにいろんなものを巻き込んでいく人たち。浅見さんや二階堂さんらひとりの中から生まれたロマンティックで暴力的なくらいのパワー*1が、その突進力をもっていろんなものを内に包んでいくがゆえにストーリーが生まれていく感じがイマドキというかこれからなんだろうし、これが出来る東京ってやっぱ面白いなあ、とあらためて思う11月のもろもろでありました。

しかし40過ぎてこんなライブハウス通いするとは思わなかったな。ま、上京したの1999年だから、東京年齢はまだ16歳だよ。もう埼玉県民だけど。
 
   
  
 

*1:もちろん実際の暴力とは別ですよ。

「浅草橋ヤングCD交換会」参加します。

mokomokoさんにお誘いいただきまして、下イベントの「アイドルライター界隈闇市」てのに参加させていただくことになりましたー。アイドルライターとか言うのおこがましい括りですが…。まあフリマ的なヤツだということで、アイドル関係のもので不要なものとか、あと自著・お手伝いしたアイドル関連書籍など持って行きます。ちなみに「ゼロからでも始められるアイドル運営」も持っていくんですが、版元に聞いたら在庫がかなり少なくなってきてるようですので、ご購入希望の方はお早めが良いと思いますよー。あとアイドルと関係ないけど童貞喪失インタビュー集「This is not a lovesong*」は2巻3巻共にプライスダウンして販売したいと思います。あと前作ったアイドルネタのブート缶バッチとか本買ってくれた人とかに配ろうかな。ということで日曜のお昼ですが、秋葉原あたりの現場回すついでにでもぜひ。
 
*当日販売予定書籍
SKE48裏ヒストリー ファン公式教本」(白夜書房
「ゼロからでも始められるアイドル運営」(コア新書)
「This is not a lovesong**2」(自費出版
「This is not a lovesong**3」(自費出版
 
おまけも出来ました。これとあと過去に作った2種類のいずれかです。



当日お待ちしております!

浅草橋ヤングCD交換会
もはや名称が意味不明ですが、2011年より「首都圏アイドルファンCD交換忘年会」→「宇田川町アイドルCD交換忘年会」と名前を変えつつ毎年開催されてきた、主にアイドルファンがダブりのアイドルCDを交換し合う催しの最新版です。
 
2015/11/29 (日)
11:00 - 17:00 JST
 
会場
東京卸商センター 3F展示場D室
 
チケット
入場券[予約](500円/会場にて精算)
入場券[当日](800円/会場にて精算)
入場+机使用券[予約](800円/会場にて精算)
入場+机使用券[当日](1300円/会場にて精算) ※販売未定※
 
◆DJ
ミヤビ(@miyavimiya)
感電スキン(@kndn_skin)
もてち(@moteci)
しゃお(@xiao_wtq)
ガリバー(@gulliverdj)
and more!
 
■Bar Space■ ←設置します!
BARスウィートソウル(a.k.a.肉彦 @encomicment)
and more!
 
■アイドルライター界隈闇市■ ←開催します!!
アイドル系ライターや同人サークルによる著書&古本市です。
という趣旨でお声がけしはじめましたがたぶん最終的に謎マルシェになります。
 
■出店ブース:
What Is Idol?/アイドル領域
ピロスエ/宗像明将/福田タケシ(DJフクタケ)/大坪ケムタ
姫乃たま(ミニライブあり)/関美彦/吉田仁郎 ......and more!
※自著などの物販、古本その他私物のフリマ、及びCD交換などのブースです。
※各ブース出店時間などはご本人告知をご確認お願いします。

 
●交換したいCDを持ってご参加ください。開封済みでも古いCDでも、アイドル以外のCDでも、その他グッズでもなんでもだいじょうぶです。例年、自作CDやバッヂ、ステッカーなども自由に流通しています。
●特に何も持ってこなくてもご参加いただけます。お気軽にご来場くださいヽ(´ー`)ノ
●交換したいCDが2、30枚以上あるかたは、できるだけ「入場+机使用券」のお申し込みをお願いします。机に並べると確実に交換が捗ります。また、ブース使用のかたはCD、グッズ、私物、自作のものなどを販売していただいても結構です。アイドルファン向けのフリマ的に使ってOKです。
●今年はこんなとこでやるよ。目の前隅田川。
 
詳しい情報・チケット入手などはこちら↓から。ycdex.peatix.com

LOFT MUSIC & CULTURE FESTIVAL2015出演します。

ロフトグループのお店に初めて行ったのは1998年くらいの頃か、まだ富久町にあった頃のロフトプラスワンで開催された平野勝之監督の『流れ者図鑑』イベント。これとパンクラスNK大会を目当てに田舎から上京したんだっけ。現在のプラスワンと違って、当時はトーク終了しても朝までゆるく店営業していて、真夜中にヒゲモジャのおじさんと酒飲みながら平野作品の話して、よく見たら相手は庵野秀明監督だった、なんてことも。その時は「東京すごかばい、大都会ばい!」と思いましたね。。その後、2001年にステージ上に初出演し、それ以降自分でもいろいろ主宰イベントやらせてもらったりとお世話になりまくったロフトグループ、今回はフェスということで誘われたら断れませんよ! ということで11月14日・15日の二日間のうち14日の方、「オールザッツバカ映像 vs ジャンクの花園」枠で出演させていただきます。ネタは最近の定番「海外のアイドルヲタ映像」持っていきまーす。まだTT出てませんが前半のようなので早めから見る人はぜひっ。

LOFT MUSIC & CULTURE FESTIVAL2015
11月14日 会場:CLUB CITTA’川崎
【時間】OPEN12:00 START13:00
【料金】前売り 3919円(ドリンク代別)※サンキュートーク
    当日4500円(ドリンク代別) ※再入場可能
 
【進行】杉作J太郎 吉田豪
 
【1F メインフロア TALK】
「サブカル有識者会議スペシャル」
 出演者:吉田豪 杉作J太郎 掟ポルシェ 久田将義 × 蛭子能収 x 玉袋筋太郎
「オメ☆コボシfeaturing 熟女キャッツアイ」
 出演者:岩井志麻子 徳光正行 × GUEST 西原理恵子 x 中瀬ゆかり
「340祭番外編」
 構成・司会 鈴木美潮 x 出演 高取ヒデアキ x 谷本貴義
「俺たちデトックス女子会出張編inロフトフェス」
 出演者:久保ミツロウ能町みね子
西原理恵子人生画力対決ライブ
 〜本当の底辺の絵を見せてあげる決戦!!〜
 出演者:西原理恵子蛭子能収しりあがり寿【司会】八巻和弘
 
【1F メインフロア LIVE】
 金星ダイヤモンド/永野/hy4_4yh/BiSH/ベッド・イン/GOMESS(O.A) 他
 
【2F ATTIC】
 「オールザッツバカ映像 vs ジャンクの花園」
 DJ急行×セラチェン春山×大坪ケムタ×バッドガイナベ×俺色そめる×DATゾイド

 しりあがり寿presents「さるフェス」出前ミニライブ
 サイモンガー・モバイル、バナナシスターズ、剛連合
 【司会】河井克夫、ヴィンセント秋山
 対談
 大島薫×岸田メル
 バクシーシ山下×ビーバップみのる×姫乃たま
 村谷姉妹(村田めぐみ&大谷雅恵)
 ハレンチ最低演芸悪夢の祭典!!『下-1グランプリかなまらフェス』
 チャンス大城(第7代下ー1グランプリ王者・尼崎が産んだ右心臓の天才)、
 横須賀歌磨呂(第5代下-1王者・日本最後のエロコント師)、
 八幡カオル(AKB便乗芸人第3回『下-1女相撲』優勝・第5回『下-1女相撲』準優勝)、
 GO!ヒロミ44’(帰ってきた下ネタ王・第二代下-1王者)、
 おいおい教教祖(変態お笑い宗教)[司会]原田豪紀(下-1公式MC)
 
 ライブ
 佐々木孫悟空
 げんきいいぞう
 ハリウッドザコシショウ
 
 【FOOD】マサラワーラー 【売り子】さい子ちゃん
 
*タイムテーブルはじめ詳しくは公式サイトを御覧ください↓www.loft-prj.co.jp

 
当日は流さないけど最近みつけて気に入った48カバー。ぽっちゃり体型の人がガレージ風カバーでギター弾くとPixiesぽくて妙にかっこいいです。北川謙二の熱狂ぷりが最高。
 
#BingoDIY : NMB48 Medley - @woodcabinHHE - YouTube

2015年9月のお仕事

●雑誌仕事では、アイドル方面では『OVERTURE004』(徳間書店)の「アイドルと衣装」特集担当しました。 PASSPO☆衣装デザイン担当の増井みおさん、ももクロ・乃木坂衣装の米村弘光さん×新日本プロレス棚橋選手等コスチュームのAKIさん対談、私立恵比寿中学の衣装制作秘話など担当しております。おとな方面では『BUBKA』11月号(白夜書房)で皆野あいさんインタビュー、トイズハートプレゼンツ「きのう誰食べた?」ゆきのあかりさん編担当しております。その他『アサヒ芸能』(徳間書店)、『DMM』(GOT)、『スーパー写真塾』(コアマガジン)、『実話BUNKAタブー』(コアマガジン)、『月刊ソフトオンデマンド』(SOD)などなど、記名・無記名原稿やコメント仕事等やっております。

OVERTURE No.004 (タウンムック)

OVERTURE No.004 (タウンムック)

BUBKA (ブブカ) 2015年11月号

BUBKA (ブブカ) 2015年11月号

 
●ネット系では「AllAbout」で記事書かせていただきました。アイドルネッサンス橋本佳奈さんの卒業公演です。allabout.co.jp
アイドルネッサンスに関しては、昨年8月末の「夏の新人公演千秋楽」からはじまり、各メンバーの生誕公演をやったスマイルネッサンス、一周年公演、さらには照井プロデューサーインタビューと、おたぽるはじめいろんな所でこの一年書かせていただきました。そしてこの記事で橋本佳奈さん卒業、そしてAKIBAカルチャーズ劇場での定期公演も卒業と、いい区切りの記事を書けた気がします…と書くと「これで僕もアイドルネッサンスから卒業できそうです」と続く感じですけど、それはないですから!
 
ただもうこの一年アイドルネッサンスの記事書いてて思うのが、ほんとここのメンバーと運営、それとファンの繋がりは理想的だなあと。今回記事書いたものの、それより先にYoutube公式チャンネルで橋本さん卒業公演のいいとこ上げてんだもん!特にこの動画とかかなわないっすよ。まだ世界は信じるに足るものがある、と思えるくらいいい映像ですよこれは。
 www.youtube.com
 
さらに今回はスカパー!オンデマンドでライブ無料配信もあったし。さらに彼女のライブ当日までのトランペット練習や、カップル動画みたいな舞台裏映像まで。スタッフがこう丁寧に動けばメンバーとファンの間で世界が全部出来上がるんですね。ライターとか批評家が介在する隙間がない。そしてそれは正しい。
 
この卒業公演の約2週間後に行われた初のワンマンも、6人編成となってもパワーダウンしない今のアイドルネッサンスを見せつけるものでした。橋本さんの卒業公演、そして初ワンマンを通して感じたのは、ほんと彼女たちは「強い」なあ、と。卒業公演らしい号泣かつ激情に溢れたライブ、てあるじゃないですか。でも彼女らの橋本さんを送る卒業公演は、そうした文字通り溢れようとする思いをパフォーマンスに全部込めていたのがとにかく凄かった。この日感じたのはダンスの指先から笑顔に至るまでその日にかける気迫に満ちていた、そんな精神的な強さ。そしてワンマンでは6人体制でのいきなり19曲というライブにも揺るがない、ここまで鍛えあげてきたパフォーマンスの強さ。そんなふたつの強さをあらためて感じました。
 
そしてこの日発表された新衣装、3ヶ月連続音源リリースにセカンドワンマン発表、予告(その後、新アイドルネッサンス候補生についてと発表)などの数々の新展開は、ここから加速する匂いを感じさせたもの。この日のワンマンはいち早い「2015年のアイドルネッサンス」の集大成にして「2016年のアイドルネッサンス」のはじまり。関東のアイドルファンにはだいたい「見つかった」彼女らが、今後全国のアイドルファン、そして一般層にどう見つかるかがここからの課題。セカンドギア、いや3速4速と入ったアイドルネッサンス、これからも楽しみですよー。ということで自分が担当したアイドルネッサンスのネット記事をまとめてみました。おたぽるのライブレポはサイトの方針変わったのもあって一区切りになりそうなので、アイドルネッサンスもそれ以外も書かせていただけるところは随時募集中でーす笑

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アイドルネッサンス直筆「自己採点通信簿」完全版 Part.01 橋本佳奈・比嘉奈菜子・宮本茉凜・新井乃亜 編 | エンタメNEXT - アイドル情報総合ニュースサイト

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