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サイタマビーチ

フリーライターの大坪ケムタの雑記とかイベントとかもろもろです。

指原とHKT48のやわらかい革命/HKT48九州7県ツアー初日LV感想

今年のアイドル初現場はまさかのAKB48劇場チーム4公演「手をつなぎながら」でした。新春早々劇場当選、こいつはめでたい。一方で昨年の最終現場が12.30深夜ロフトAの『子育てアイドルプロデューサー対談~パパ、あそんで~』(BELLRING少女ハート、ゆるめるモ!など出演)というのも、あらためて「アイドルにハマってみて、気づいたら遠いところまで来たもんだ」感ありますが。

そして本日は「生中継!HKT48九州7県ツアー~可愛い子には旅をさせよ~」昼の部の映画館ライブビューイングへ。ツアーの初日であり、指原莉乃の地元大分凱旋公演。いやー、これが見れるとわかっていたら大分行きも惜しくない! と思えるほどの超・濃密なアイドルエンターテイメントでした。

1曲目、まさかのモーニング娘。『THE☆ピ~ス!』カバーで度肝を抜き、「ウインクは3回」で登場したセンター矢吹奈子に「小っちゃ!」と相好を崩させられる。ユニット曲では、子供番組のお姉さん状態の宮脇&三期生の「ラッパ練習中」、指原と本村のお色気コント「おしべとめしべと夜の蝶々」、ブラックライト使用の演出で見せる「軽蔑していた愛情」と飽きさせない並び。『マジすか学園』コントからの『マジスカロックンロール』、続く『Show Fight!』はヒップホップ寄りダンスでキメる所はキメる。そこからまたアイドルらしい曲に戻って、博多弁でオリジナル曲感高い「君のことが好きやけん」からの1stシングル「スキ!スキ!スキップ!」。このTVタレントとしてのHKTと劇場アイドルとしてのHKTの両方を見せる振り幅、これは強い。

続く11曲に及ぶメドレーではAKB・SKE・NMBといった姉妹グループだけでなく、乃木坂46の『ガールズルール』、さらに『君の名は希望』まで! ここでの森保まどかピアノによる『君の名』からの『ポニーテールとシュシュ』前奏、センターへの流れは非常に高まったなあ。アンコールではもちろん「恋するフォーチュンクッキー」、そして「メロンジュース」で大団円。夜の部では新チーム結成+組閣発表といったサプライズもあったようだけど、自分としてはライブをしっかり楽しめた昼の部に行って正解でした。

昨夏「メロンジュース」を聴いた時、「指原とHKT48って、もしかしてももクロ以降増えたアイドルファンを獲りに来てるのかな」と思ったのだけど、今日のであらためてそれを感じたなあ。これまでAKB48やHKT48をがっつり好きで見続けたファンはどう思うかわからないけど、自分のようなゆるいDD気質な人間が見たら絶対ハマるもの、これ。『THE☆ピ~ス!』に乃木坂までぶっこんでくる邪道というかトリッキーなセットリストと、アイドルとしてはど真ん中な可愛い子たちが歌う王道なステージ。そしてMCも夏休みの自由研究風に笑点風など「アイドルのつまんないキャッキャした喋りを聞かされるだけ」にならない工夫があった。80年代のアイドルテレビ番組を見てるような、華やかさと賑やかさに満ちた2時間強、これは他のグループじゃ絶対見れない!

「アイドル楽曲大賞2013」で今年の好きな曲を載せたけども、それとは別に「2013年一番語れる曲」がHKT48の『メロンジュース』だと思っていて。今から入れるAKB48(再)入門!HKT48編 [アイドル・タレント] All Aboutでも取材した岡田さんへの質問として書いたけど、AKB48グループでは初となる振付師・竹中夏海アップアップガールズ(仮)PASSPO☆など)の起用、コール&レスポンス多めで博多の伝説的バンド・サンハウス「レモンティー」を思わせるサビなど、ギミック感多い感じが今のライブアイドル寄りな気がしたんだよな。MVも普通AKB系ではないはずの「モッシュやダイブが起きるようなオールスタンディングライブ」というのもそっち寄りのイメージだし。


【MV】メロンジュース (Short ver.) / HKT48[公式] - YouTube

ももクロ人気、そしてアイドル戦国時代と呼ばれるこの数年で少なからずアイドルファンは増加したはず。実際「AKB48を知らないアイドルファン」が周りには少なくない、1年前の自分も含めて。その数万人単位で増加した層を、大マジでHKT48は獲りに行ってるんじゃないのか。AKB48グループの延長としてのHKT48、ではなく一アイドルグループとして振り向かせようと。

今のままではAKBファン以外がHKTを見ることはないので、すぐに振り向かせる事は難しい。ただ「THE☆ピ~ス!」カバーというので一部をざわざわさせるのには成功しただろうし、指原という「総選挙1位様でありハロプロヲタの人」は既にアイドルの境界を越えた存在。そして何より自らのファンは他のグループのファンから奪わなくてもいい、というのはかつて「推しとは変えるものではなく、増やすもの」と言った指原なら分かっているはず。そして増えた中から選ばれるだけのものを今のHKT48は持っている。彼女のやわらかい革命が大島優子卒業後の世界でどう位置づけられるか、この一年すごく楽しみになりました。

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