サイタマビーチ

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの雑記とかイベント告知とかもろもろです。

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの主にイベント告知とか雑記とかです。

俺週報1.7~1.13

7(土)
デイリーポータルZ記事用撮影。
夕方より中山涙さんの『浅草芸人』(マイナビ新書)出版記念イベント「本当に凄い浅草芸人」@ネイキッドロフトへ。序盤はUST中継に加えて中山さんとプチ鹿島さんがこの場が初対面ということで微妙に緊張と探り合いムードだったけど、第二部からは一気に柔らかく。「浅草芸人をより深く語るイベント」だったはずだけど、現在の芸人話(ゴシップ込み)の方が盛り上がってしまうね、やはり。個人的には有吉話からの「国民総評論家(ツッコミ待ち状態)の今、どんだけ才能があろうとそれだけで成り上がるのは難しい。ある程度ツッコミどころがないと」という鹿島さんの話が印象に残ったな。ダメな所がないと認められないという、ある意味「芸」だけではなくて「タレント性=キャラ」も必要なのは別に芸人だけでもないのだろうなあ。自分がプロレスでよく言うのは新日本プロレス、中でも棚橋と永田が支持されるのは「女性に刺される」「総合で秒殺」というマイナスな過去があった上で、今を必死にサバイブしてる姿を見せつけてるからだと思うのだけど、そこにも通じる。今はそうした客商売だけでなく、個人の人間関係にもそういう視点を求める手合いも多そうなので、もっと若い世代とか大変そうだ。そういう意味では中山さんの本人も気づかない所でダダ漏れになってる感じは素晴らしいタレント性だと思うよ。あ、中山さん=ダメって言ってるみたいじゃないか!コレでは…。
本の方は、まあ自分が浅草芸人に対してもともと造詣が深いとか「これから超勉強したいんです〜」とかなわけでもないだけに熱心に構えて読んだわけではないけど、落語や役者とも違う「喜劇人」「芸人」というあまりフィーチャーされないゾーンについて読みやすくまとめられてて普通に面白かった。ただ個人的なツボとしては、自分(1972年生)の年代はテレビにおいてこの本に出てくる「浅草芸人」とそれ以降の「全国から集まったテレビ芸人」の端境を見てたわけで、子供のころ「この人何が面白いかよくわかんないけどよく出てるよなあ」って思ってた人の正体が知れたのは、自分のテレビ原体験の隙間をパテで埋めてくような感覚で面白かった。それこそ東八郎や三波伸助、由利徹、あと『独占!女の60分』の水ノ江瀧子とか。清川虹子とか『元気が出るテレビ』での高田純次との絡み以外知らなかったもんなあ。あと深見千三郎とか杉兵助 みたいに「ネタの中でしか聴いたことがない」名前もある。その中には後にその魅力が分かった人もいるけど、小学生当時にはまったくピンと来なかった。まあ今のビートたけしなんか小学生からするとそんな感じだろう。自分の子供のころはもうずいぶんテレビ時代になってたはずだけど、それでもまだ「浅草」と「銀座」の残り香があったんだなあと今では分かる。自分の生きた時代、特に昭和の部分を補完する意味でも好著。

浅草芸人 ?エノケン、ロッパ、欽ちゃん、たけし、浅草演芸150年史? (マイナビ新書)

浅草芸人 ?エノケン、ロッパ、欽ちゃん、たけし、浅草演芸150年史? (マイナビ新書)


あと奥様が予想以上にチャーミングな方で驚く。ちょっと『うちの妻ってどうでしょう』『僕の小規模な生活』の福満しげゆき夫妻を思い出した。
8(日)
ブル中野引退興行「女帝」@TOKYO DOME CITY HALLへ。ブル様の意向で組まれた大会のカードは全女時代を懐かしむでもないいたって現在進行系のもの。バトルロイヤルで元全女勢が出るのが序盤で一番沸いたのを見ても、客の中心はオールドエイジだけに大爆発!てのはなく。その中でのメインのゆずポンvs志田光はメインとしては弱かったかもしれないけど、2年目vs4年目の若手らしいみずみずしさがあって個人的には良かった。ブル様もそういう現在進行形らしさを買ってのメイン判断ではないかと。
そして衝撃だったのが全試合後の引退セレモニー。まずは全女デビューから振り返る的映像が流れ「ああこういうのからのテンカウントゴングね」と思ったら、クラッシュギャルズvs極悪同盟の映像の途中で「引退記念試合 クラッシュvs極悪」の画面が!この瞬間がこの日いちばんどよめいた!しかし出てきたクラッシュが偽物で一気に会場はしおしお。とはいえダンプ・ブル(もちろんフルメイク)のタッグに会場色めきだつ。だって本人によるセルフカバーですよ!その後の神取とのチェーンデスマッチ再現、アジャとの金網マッチ再現はどちらも本物だけにさらに「おおおっ!」と。もちろんちゃんとした試合は出来ないんだけど、いい場面の再現を見せてくれる。金網上での拝みがまさか見れるとは…。(飛ぶ瞬間で暗転して映像へ。ちゃんと命綱もつけてた)その後花束贈呈、テンカウントゴング。そして最後はダンナさんも出てきて、ウェディングドレス姿の「青木恵子さん」でエンディング。トータル5時間半だったそうだけど、自分は長く感じなかったなあ。
いやー、ここまでのエンタメに徹した内容にするとは思わなかった!最初に頭に浮かんだのは「マッスル」。しかし全てが本人、そして下手すりゃ自分の試合を汚しかねない行為だもの。特にアジャなんかは複雑だったろうな…。しかしこの徹底ぶりに最後のマイクで言ってた「ライバルはお客さん」という言葉が嘘で無いことを感じさせる。基本ブル様本人も楽しそうだったしね。神取とチェーンつけたまま場外乱闘…と思いきや笑顔で観客とハイタッチして回る姿はシュールだったなあ。それでも最後の「憎まれて悔いなし、石投げられて悔いなし、プロレス人生に悔いはなし!」のマイク、そしてアジャの師匠思いなマイクには泣けた。引退試合のない引退セレモニー、という特殊なシチュエーションもあるけども、やっぱプロレスの枠を超えた人の発想は並じゃねえ。


TOKYO DOME CITY HALLは一番安い席だったけど、それでもかなり見やすい。ただ角度がちょうど『ファイヤープロレスリング』ぽくて、その妙な感じもまた堪能。
9(月)
デイリーポータルZ原稿。

*『おふろTOGETHER』放映。
10(火)
デイリーポータルZ原稿。事務所に電気が通ってなくて、ただ項垂れる。

11(水)
午前トイズハート取材。午後から育児デイ。デイリーポータルZ「身近な老舗・100年喫茶!」掲載

銀座での取材中に見かけたビル。ルースターズのアルバムぽい。
12(木)
メンズナウ原稿。星美りかさん取材@BUBKA。写真やビデオの印象だともっと大人ぽいと思ったら、会話中に表情クルクル変わって可愛げが全身から迸るような女の子。デビュー作も良かったけど、ファン受けもむちゃくちゃ良さそうだなー。
取材先でたまたま会ったマドンナ広報さんにお年賀のトートバッグいただく。イカス!

昨年お世話になった某アーティストさんに新譜の宣伝用コメントをお願いされる。超光栄!
13(金)
メンズナウ原稿。BUBKA原稿。次回バカAV専門学校と並行して別に新イベントを立ち上げることに。4月はコアチョコTシャツデスマッチもあるし、忙しくなるぞー。というか忙しくなるようにバンバンイベントとかやる事を入れていきたい。今年のテーマはインディーズ。

神聖かまってちゃんB.B.クィーンズが「B.B.かまってちゃん」結成。