サイタマビーチ

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの雑記とかイベント告知とかもろもろです。

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの主にイベント告知とか雑記とかです。

新木場マーダーライドショー

昨年に続いて『バラモン兄弟自主興業・大バラモン展〜うじ虫学級がやって来るヒィー!ヒィー!ホゲー!〜』@新木場1stRingへ。昨年小橋復帰戦の裏で行われた第1回大バラモン展はこちら(グロ注意)。どこに居てもいつゴキブリや幼虫が飛んでくるか分からないという戦場のような昨年のメインイベントが最高過ぎて今年も参加。いやー第2回もここでしか見れない内容で最高。
昨年の週プロ記事で「生命の尊さが‥」「裏では小橋復活なのに‥」と優等生的レポートでコキ下ろされたのもあり、試合前の諸注意マイクで「ブログ、mixi、専門誌でのマジギレはおやめ下さい」といきなりナイス不真面目。限定レスラー「金閣寺三島」の微妙な試合で始まりセミまでは比較的いつものエルドラド。ハードコアマッチが良かったくらいか。
しかしメインのバラモン兄弟vsSOSの「地獄巡り」は昨年同様に会場中に女子の叫び声が響き渡る展開に。なんせ昨年の虫オンリーな地獄に比べて今年は地獄が400%増量!リングの四方に阿片(小麦粉風)、幼虫、ザリガニ、ワーム、豚の首&モツ、イグアナが用意されフリーウエポンとして活用。途中からお互い手づかみで虫掴んでは顔面に擦りつけたり、ダウンした胸に載せてはボディプレスと自爆上等。ただその度に虫が飛び散っては観客阿鼻叫喚のまさにマーダーライドショー!!ただ虫ネタだけでなく、バラモンとSOSは手が合うようでレスリングを虫を使って応用してる感じなのでただの悪趣味という感じはしない‥というのはザリガニが当たり前にカサカサ歩いてるリングを見てるうちに慣れてきたのだろうが。
どう考えても悪趣味。ただ、普通のプロレスの「観客とリング上」という関係性を取っ払った、リングも観客も全部巻き込まれるアトラクション感。他団体にないそれを感じたいから今年も大バラモン展に来たわけで。それは「いつ虫が飛んでくるかわからない」という緊張感があるからこそ。そう言う意味では唯一無二のリングだと思う。メインだけ見れば演劇色の強いマッスルと同じくらい独自の空間を作り上げてる。実際、去年はコレとマッスルしかプロレスは生観戦してないしな。第一試合からもっと練り込めばとんでもないブランドになるはず。それはたとえば映画なら「クローバーフィールド」、演劇なら「ゴキブリコンビナート」。そしてご近所でいえばディズニーランド。ただし一面虫と臓物でビッシリのな!(追記:試合模様が早々とYoutubeに。やっぱりグロ注意)