サイタマビーチ

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの雑記とかイベント告知とかもろもろです。

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの主にイベント告知とか雑記とかです。

2015年見たアイドルの私的「ベスト・オブ・ライブ部門」

『OVERTURENo.005』(徳間書店)の特集「IDOL AWARD」に参加しました。識者のひとりとして今年のアイドルベスト○○をいろいろ挙げて、その中で上位に来たやつだけコメントが載ってる感じです。自分のコメントだと、カナミル(おやすみホログラム)、ましゅりどますてぃ(校庭カメラガール)、里咲りさ(少女閣下のインターナショナル)あたりが使われてます。うーん、ザ・地下感! その中で「ベスト・オブ・ライブ部門」というのがあって、掲載された上位3つのに自分セレクトは入ってないわけですが、まあそれはしゃあない。見てる人、注目してる人が多い分、会場規模が大きいものが上位になってしまうのは仕方ないもの。ということで私的「ベスト・オブ・ライブ部門」ベスト3を挙げてみます。

■9月20日『テレビのムコウ』アイドル&オタクの早朝爆裂マジライブ!in日本テレビ2Fロビー/BiSH・妄想キャリブレーション・せのしすたぁ
 

妄想キャリブレーション - アイドル&オタクの 早朝爆裂マジライブ! 150920

せのしすたぁ - アイドル&オタクの 早朝爆裂マジライブ! 150920

BiSH - アイドル&オタクの 早朝爆裂マジライブ! 150920
 
ベスト現場といいつついきなりネット鑑賞ですが……。今年9月に日本テレビが行った24時間生配信の実験的番組「テレビのムコウ」。そのタイムテーブルにAKBとかバラエティといったテレビ寄りなコンテンツの中に混じって「深夜の日本テレビでプロレスしてみよう! presented by DDTプロレス」、さらに「牛の出産の瞬間を待つ生中継」「アヒルの孵化の瞬間を待つ生中継」(ともに放送時間5時間)という狂った番組が。そこに並ぶアイドル枠で、思い返すと今年アイドルが出た番組でダントツに面白かったのがこれ。朝6時にアイドルヲタを日テレに集めてライブを行うというこの企画、ただフツーに音楽番組にする気はなくて、バラエティ番組としてテンション最強な3組の客席で「一般人代表」のアナウンサーがひたすら巻き込まれるというのが素晴らしい。アナウンサー襲撃とかデストロイヤーvs徳光アナ以来の日テレイズムですよ! 他にライブアイドルが出る番組というと『アイドル宝くじ』とかあるけど、この番組ほど「ライブはアイドルとヲタクが作るもの」というのを理解したものは今までなかったんじゃないか。その中で「うちのヲタが一番少ない…」と心配していたせのしすたぁがガッツリ場をブチ上げたのは嬉しかったなー。放送後、ディレクターが48系の番組でもバラエティ濃度高い「SKE48エビシリーズ」の藤井Dと知り納得。
 
■9月21日「アキバで想い出トラベルネッサンス千秋楽&橋本佳奈卒業公演』アイドルネッサンス
 
こんな記事を書きました。
allabout.co.jp
 

~橋本佳奈 卒業に寄せて~【9.21終演後】アイドルネッサンス

全ては自分が担当した記事で書いたつもりですが。正直、アイドルの卒業ライブでメンバーが泣いちゃうのって仕方ないんだけど、それでエモーショナルな空気にさせるのはちょっとズルい、と思う部分もあるんですね。今の思いだけでなく、その先の決意が見えるものであってほしい。そういう意味でも、この日の「最高のライブで橋本を送るんだ」っていう7人のパフォーマンスの気迫はちょっと凄かった。アイドルネッサンスの良さってステージ内外の「厳しさ」から来てるものも多いと思うんですが、ここまで自分たちを律しつつ爆発させて見せるステージてちょっとない。しかも中高生がだよ? っていう。橋本さんの卒業を経た、最近のアイドルネッサンスを見ると、ちょっと前は中学生だった子が高校生になったような成長を感じます。淡い青から群青色の思春期へ。『Funny Bunny』そして『シルエット』が歌えるのは今だから、じゃないかな。
 

アイドルネッサンス「Funny Bunny」(MV)
 
■5月24日『Electric Monkey in TOKYO』STEREO JAPAN
 
こんな記事を書きました。
otapol.jp
 
今年いちばん刺激的なアイドルはStereo Tokyo(いろいろあるけどここではこれで表記統一します)だった、間違いなく。ルミトン棒やハンディミラーボールの導入、ステージに降りてくるメンバー、\パーティーピーポー/の発生、水江Pのもろもろの面白発言、パリピのエクストリーム化、そして先日の八木来未卒業パーティ『Grad KRM』で「泣けるStereo Tokyo」という新次元に突入。その『Grad KRM』も良かったけど、ファーストワンマンの『Electric Monkey in TOKYO』での混乱の中から新しい秩序が生まれてくる感じはなかなか体験出来るもんじゃなかった。ギューギュー詰めのクラブの中でアイドルもヲタクも全く境がない中でノンストップで踊りまくり、飛び交う札束、顔面にブチまけられるケーキ、それで皆ゲラゲラ笑ってる空気は、ほんとアイドルというドラッグでEDMパーティするとこんな感じなんだなと。EDMパーティ行ったことないけどね! 今のパリピの皆さん見てても「2015年以降のヲタクフォーマット」のひとつだろうな、というのを感じる。2016年、どう転がってくのか一番楽しみだなあ。マトモに転がる気配まったくないから!

OVERTURE No.005 (タウンムック)

OVERTURE No.005 (タウンムック)

THIS IS LIVE!!!

THIS IS LIVE!!!

Funny Bunny

Funny Bunny

Party People

Party People