『文化系のためのヒップホップ入門』引用曲集#1

ＤＪをやらなくなり、napsterが終了して以来とんと新譜を買う枚数が減ったのがここ数年の話。それでもそれなりに音楽にゃあ情があるし、だからといって家のストックを聴くだけでなく「キチンと最新の音楽を聴いた上で盛り上がりたい」というのが手前の性格。ということで昨年からK POP・アイドル・アニソンという「今これ聞いとかないと『最近の音楽聴いてる』とは言えないっしょ」的な音をいろいろ聴いてみた結果が「ももクロＺや東京女子流にズッポリ」という現在なわけですが、それ以前に「ずーっと興味はあるけど手出してない最新の音楽ジャンル」があった。ヒップホップだ。
正確には90年代初頭まではそれなりに聴いてて、ギャングスタ系が出てきてから「あーんそんな近所の工業高校の武勇伝みたいなの大学生になった今聴きたくなーい！」と遠ざかってしまったのだけど、音的に新しいものをやってる感は見てて興味深いものはあったので、遠巻きに指くわえて見てる子供みたいな感じで10年くらい過ごしてきた。どうでもいいけど前のアパートの隣の隣の部屋がダースレイダー率いるDa.Me.Recordsの事務所だった。俺のヒップホップ最接近生活。
で、そんな自分に非常に良い再・入門書となりそうで買ってみたのが『文化系のためのヒップホップ入門』（長谷川町蔵, 大和田俊之共著）。こりゃかつての『テクノボン』を思わせる軽さがありつつ勉強になる（←こういう見方が文化系）好書。最近だと『K-POP がアジアを制覇する』と並ぶ良い音楽解説本だなあ。と、思いつつもやはり音がないと、教科書的には分かっても「音の新しさ」は伝わりづらい。ということで自分のメモ代わりにYoutubeから拾ってみる。Youtube mixで続けて聞けるようにしたかったのだけど、やり方がわからず…。基本的に作中に出てくる<タイトル>（年号）の曲だけです。３部以降はまたのちほど。