サイタマビーチ

フリーライターの大坪ケムタの雑記とかイベントとかもろもろです。

俺週報7.17~7.23

17(土)
B誌原稿。F誌より取材。
夜、録画していた『モテキ』見る。『湯けむりスナイパー』『ライオン丸G』ハマってた者からすれば原作物に関する大根監督の信用性というのは高すぎるほど高いわけだけど、さらにそれを越えてきた!すばらしいアップデートぶり。オザケンの曲かかる時にフジが着てるのがコーネリアスTとか、そういうのが分かる自分がイヤになるほど目配せも聞いてる。
そういうディティールの再現性云々以上に気になったのは、見ながら頭に浮かんだのが『トレインスポッティング』なこと。ひとつには片やドラッグ、片やモテねえというルサンチマン云々による日常と妄想が地続きになってること。レントンがトリップしてベッドにズボーッと埋まる幻覚を見るように、フジは携帯に残された女の履歴を見て神輿に乗る妄想に浸る。あと絵的な部分で、テレビドラマってそんな見てるわけじゃないけど、だいたい舞台はオフィス街やら最後の提供に名前が出るよな大学とかいかにもセットですよてな飲み屋だったり、というイメージがある。それに比べて『モテキ』の街はすごく汚くて生きている。それともひとつ、新旧織り交ぜながらも違和感のない90s−2010sのBGM。ドラマはまだ先だけど、最後はひとり立ち上がり進んで終わるってのも同じ。でもたぶん同じこと繰り返すんだろな、とも思わせる部分もある。
18(日)
Dサイト原稿。
『ヤノマミ』読了。

ブラジルとベネズエラの国境地帯に住む先住民ヤノマミ族。その中でも170人近くがひとつのテントに住むワトリキ集落に150日間滞在したNHKディレクターの記録。シャーマンが部族を統括し、家族のほとんどが近親。狩りや畑作といった日常からシャーマンの祈祷・精霊・性の概念に筆者は驚愕し続ける。もともと「ヤノマミ」は「人間」意味するだけに、取材班はじめ外の人間のことを「ナプ」と呼び、最後まで同類扱いされることはない。それを守るのが取材側のルールなのは当然。とはいえ「生まれた子供を精霊として森に帰す」、現代で言うところの「殺人」が彼らのルールとして目の前で行われるところまでを見つめ続けるのは苛烈。そこまで踏みいったヤノマミの記録にして、精魂すり減らしながら(実際、帰国後も精神的にバランスを崩してしまう)彼らを見つめ続けたディレクターの記録でもある。そうした部族の生きる様を見続けるショックと共に、後半はブラジル社会に徐々に取り込まれていく彼らを見てもどうにも出来ない葛藤も含まれていく。鉄器や薬を与えることが彼らにとって幸せなのか?といった陳腐なレベルではなく、その関係性や葛藤はもはやSF的なスケールにすら感じる。現実的なアバターというか。
19(月)
P誌原稿。Dサイト原稿。
20(火)
P誌原稿。B誌原稿。デイリーポータルZ『かわいいとは何か?を考える』掲載。
D誌で9月にデビューする優希まことさんインタビュー。「元芸能人」ということで、そういう部分にフォーカスして話を聞くつもりが、彼女の明朗なキャラとAVデビューまでの話が面白すぎてついつい長話。市会議員になるのが夢の睡眠時間3時間で毎日を過ごす中学生兼レースクイーンってもうわけわからん。
21(水)
T誌原稿。
金剛番長』最終巻読む。

明らかに『魁!男塾』の系譜だしパロディとして描かれてるんだけど、少女漫画寄りの柔らかい線と太い線を巧みに使い分ける絵のタッチ、織り交ぜるエピソードの巧みさ、男塾にない家族の要素を混ぜることで男塾引力からいい感じに離れた番長漫画に。マシン番長編は超涙腺刺激エピソードですよ!終盤「こいつが生き返るって!」「巨大化って!」と大ぼらが増えていくけど、綺麗に12巻で締めたので良い盛り上げスパイス程度に。これで「世界番長編」始まってたら確実に「ここで終わっておけば良かったのに漫画」間違いなしだもんな。
22(木)
3連休にみっちり仕事したので自主的に休みにして映画見に行く。まずは『告白』。観に行くのが遅くなったのを激しく後悔!こりゃ今年ベスト級だなあ。これだけ終始心をざわつかせ続ける映像って観たことない!映像とかセリフのポップな要素が全部悪意にしか使われてないってのも凄いし、ノーアクションの復讐譚としてはコレを越える作品って出るんだろうかくらい。中島監督作品は今回が初めて。これまでとは全然タイプ違う作品なんだろけど、エモなギターサウンドが似合う今回の映像はザック・スナイダーぽいね。海外バンド主題歌がキチンと似合ってるのがステージの違いを感じさせる。
続けて『トイストーリー3』。うーん、観た順番が悪かった…。夜は歌舞伎町→恵比寿で飲み。
メンズナウ『This is not a lovesong,too**』第2回掲載。
23(金)
Aサイト原稿。

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