サイタマビーチ

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの雑記とかイベント告知とかもろもろです。

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの主にイベント告知とか雑記とかです。

俺週報 5.1~5.7

1(土)
昼から妻と「歌川国芳 奇と笑いの木版画 」@府中美術館へ。すばらしいポップさ!ATCQのジャケのような色遣いの『鬼若丸と大緋鯉』にグラフィティぽいむだ絵など、現代に通じまくるのがすごい。


なんか似てね?そいや今回の出展はすべてひとりの持ち主(名は伏せてあった)による所蔵物らしいけど「これだけ作風も広いし吉原がテーマの作品もあるんだから、絶対出品出来ないようなドエロい春画とかもあるんだろうな!」と話しながら帰る。
 
2(日)
昼、Tシャツラブサミットに顔を出す。天気に泣かされる印象の強い同イベントだけど、今年は快晴。Tシャツブースもパンパンなら、お笑いブース・似顔絵ブースも大混雑。ただ肝心のTシャツに決定打が見つからず。久々お会いした方々とダラダラ外でくっちゃべるのがメインに。その隣の武道館ではノア最終戦。すんごい列が出来てて、なんだかんだ言ってさすがだなーと思ってたら、最後尾の看板には「ヨミウリファミリークラブのお客様はこちらにお並びください」の文字が…。冬来たりなば春遠からじ、と思いたい。
夕方よりキムラケイサクさんにDサイト用インタビュー。まだ行けてなかったエビスコ酒場にて話を聞くことに。ツイッターで「これからエビスコで取材」と書いたら高木大社長がレスつけてくれてて、さらに「ケムタさんがいるけど仕事中なので声かけられない」と書かれてたので慌てて店内を捜索しご挨拶。料理は噂どおり量も多いし美味かった!プロレス好きじゃなくても入れる雰囲気がよいね。

3(月)
昼から『GOLDEN RIBBON』アイスリボン後楽園ホール。週2ペースで定期戦が組まれ、その中で女の子の日常とプロレスのダイナミズムを奇跡的なバランスで見せるアイスリボンは学園マンガのようでもある。さくら先生と生徒たち、みたいな。今の漫画でいえば『鈴木先生』か。そう考えると今回の後楽園はどこか学園祭のようだった。タイトル戦やゲスト選手こそ並んでいるけれど、普段の定期戦であってもおかしくないカードがほとんど。しかし、いつもとは違うテーマがどれも内包されていて、そこに込められた熱がどこか日常の延長でありつつ祭りのようでもあり。
その中で、ベストバウトが葛西という現在のプロレス界最高のお祭り男を擁したセミであり、裏ベストバウトが余り選手によるオープニングマッチというのがまたアイスリボンらしいというか。イリミネーションという全選手が全力を尽くすスタイルはまさにアイス向け。しかも新人3人もしっかり目立った。何のギミックも無くとも、おっさんには目が眩むまぶしさという素材を料理しただけでこれだけの逸品!これぞアイスリボン
メインのさくらえみvsりほは、試合内容自体は今一歩も「今ここでやる意味」が伝わる内容で、終了後もいろいろと考えさせられる「語れる試合」。個人的にはりほがこれまでの「子供レスラー」から一歩抜けた試合を見せるのでは、と思ってたけども実質は「集大成」。ネクストではなくビギニングオブジエンドというか。しかし、女の子から女になる前の「何か」になる彼女の言葉はこれまでのプロレスで見たものとは別のウェットさがあった。彼女に限らずもっとも多感な時期だけに、レスラーとしてと同時に人としての成長まで見せるアイスリボンという枠の太さは従来のプロレスの尺度とは違う見方をするべきだろうし、りほもまたプロレスの枠の中だけでなく志田未来福田麻由子のような天才子役たちと比した方がいい逸材かもしれない。

ま、とかなんとか書きながらティト・オーティズ日本橋ヨヲコ先生に次いで人生3人目のサインをもらうほど松本”エース”都が最高だったんだけど。

大舞台でも全く怯まず、そして葛西を見事に食った強心臓ぶりが凄い。ああ、アイドルファンという修羅の道を行くのかオレ。アイドルとは思ってないけどね。そういう枠じゃねーだろ、この人も。

4(火)
Dサイトテープ起こし。
夜は『マッスルハウス9・リングオブコント』@後楽園ホール。直前まで大日本15周年と迷うも、本間が出ないのとマッスル坂井という才能を確認に後楽園へ。いわばオムニバス形式でひとつひとつのネタというか試合は完成度高かった。特に広田さくら引退試合はコレ中心にして新木場でやれるくらいの完成度と盛り込み具合。


何だこのお笑いとは思えない神々しい倒立と退場シーンは。ただ最後の坂井vs大谷は、その前にニラvsHIROKIでやった「コミカル選手が年に一度やるマジ試合」のリプライズに見えたのだけど、帰ってきてからプチ鹿島さんのマッスル評見ていろいろ納得。今回最前列だったから全景が見づらかったんだよなー。やはりマッスルは肉体の迫力云々で見るより小演劇的な見方した方がいい。とはいえマッスルでしか見れない物があるのは再確認出来たし、坂井選手自身のやる気は再燃したようでもあるのでとりあえずはめでたい。ロックバンドによくある精神的に落ちたアルバムの後の大傑作、というパターンを物にして欲しい。
 
5(水)
Dサイト原稿。
 
6(木)
デイリーポータルZ記事「アメリカでアニソンイベントを開催した男」掲載。
事務所にAVほしいほしい芸人ことジョーク東郷来訪。その後、もっこり貴族ことマリリンジョイも来訪。いろいろと芸人裏話を聞いてテンション上がる。それとマリリンジョイのプロデューサー気質っぷりに驚く。ネタはほとんど破壊オチなのに!

その後、6月の『月刊鶴岡法斎』に向けてフェチAV界の超大物に交渉。手応え十分!この人が人前でトークなんて聞いたことないんだけど決まったら嬉しいなあ。
『四畳半神話大系』3話目。初のオリジナル脚本も鳥人間コンテスト・自転車撤去と京都周辺ネタを取りいれてるのが嬉しく森見節もなかなか。そして湯浅監督のスピード&サイケなドラッギーさが毎回素晴らしい。あとは原作に比べると削ってるループネタ、どうまとめ上げるのか。全話放送後、深夜の映画館で一気上映とかやんないかなあ。どうせなら京都の鴨川に大スクリーン張って最後は花火ドーンだ。

 
7(金)
イベントフライヤー完成。今回はお借りした写真が最高!色っぽすぎて文字重ねたくないけどやらざるを得ない苦しみ。

夜はThe Wedding Present:『Bizarro 21st Anniversary Tour』@渋谷ONAIR WEST。前回の来日を見てるだけに見れた!という感動は薄かったけれど、ライブ演奏だとCDでは地味に思える曲も違って聴こえたりと、一流のコース料理を堪能しているような味わい。しかし何よりtake me!の10分間高速カッティング!! 数日前の女子たちに比べれば淡さや眩しさは劣るかもしれないけど、必死に掻き鳴らす姿は何一つ負けることなく爽にして快。