サイタマビーチ

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの雑記とかイベント告知とかもろもろです。

フリーライター/イベンターの大坪ケムタの主にイベント告知とか雑記とかです。

俺週報 4.24~4.30

24(土)
昼は「月刊鶴岡法斎・マンスリー隠し金山ライブ!」。web漫画の現在、主に暗黒面について。同人イベントすら行かない自分だけに、この辺りはさっぱり分からなかったけど、参照した作品見ただけでも音楽でいえばDTM・宅録系の人たちがまだ表に出ない頃に作ってたようなドロドロ感というかスカム感がにじみ出てて、かなり面白そうなシーンなのはよく分かった。みんな初期パラダイスガラージみたいというか。みんなは言い過ぎ。
事前に過去紹介作のリストを送ってもらった中でまだ途中読みだけど面白いのは「ワンパンマン」。日本版Dr.マンハッタンというか。ヒーロー物のパロディでありながら地上最強、それでいて絶対的な日常感とクールさが両立してるのが好きだ。ものすごいヒーロー論、正義論になってるし。

夜は10年近くお世話になっているライターの倉田真澄さんと石井明治さんの結婚パーティへ。ダンナさんが『テニスの王子様』『ナデシコ』『Blood+』などで知られる作画監督とあって、会場に入るとテニスの王子様なクロークやらラブプラスな受付やら…はいたけど、それ以上はけっこう普通。分かる人は分かるであろう有名人はいっぱいいたんだろうけど…一番異常だったのは新婦の強い強い要望にて行われたDDTの結婚式プロレス。大社長vsHARASHIMA×ディーノ×安部という豪華カードながら、これが試合終了後の光景。

大社長のハンナバーベラのキャラみたいな「あちゃー感」が素敵。詳しくは鈴木健.txtさんのブログで。試合終了後は大社長や鈴木さんにもご挨拶させていただいたりと交流的にも有意義な内容。
同パーティは倉田さんよりちょこちょこ相談されてたので、自分なりのアドバイスしたり映像製作を手伝ったりしたのだけど(アニメ界日本代表の映像を俺が編集していいのか?とか悩みつつ)、パーティ後ツイッターで「おわってみれば、やってよかったと思うよ…ケムタ君のこのアドバイスは的確だったなぁ」と書かれてたのは嬉しかったな。自分の好き勝手なイベントで100万近くかけれる、しかもほぼ確実にウケる!て事ないからね。結婚パーティは皆やった方がいいよマジで!既に3度目撃(1出演)したので近々「レスリング&ウェディングス」という文を書きたくなった。

25(日)
夜は前々から行きたかった『ダサTウォーズ』@ACID PANDA CAFE。どうせ行くなら参戦だろう、と手持ちの一枚を着てベトナムばりのバトルフィールドに乗り込むも一閃の元に斬り捨てられる。いわゆる一回戦負け。

こちらの獲物はパラダイステレビでもらった柳沢きみおT。まぁ「バカTとダサTは違いますよ!」と政所くんにツイッターで警告された時点で「これは『バカ』だよなー」と自信は薄目だったけど!負け惜しみではなく!イベント全容はこちら。前日に続いてマイケル中澤選手にお会いしたりとDDTづいてる。
しかし面白いのは「ダサさ勝負」という人生においてあまり必要でない審美眼勝負にも関わらず負けるとスゲエ悔しいこと!歴戦の勇者たちはやっぱりちゃんと皆カネ落とした上でダサT揃えてきてるんだよなー。来月の中国行で斬馬刀ばりの獲物を探してきてやる!

26(月)
Dサイト取材。
T誌取材。
T誌記事。

ラッタウット・ラープチャルーンサップ著『観光』読了。

全米図書協会が選んだ「35歳以下の注目作家」、しかもタイ人という経歴の珍しさで読んでみたのだけど大当たり!タイを舞台にした短編集で、売春宿での兄の思い出『カフェ・ラブリーで』、失明する母との最後の旅『観光』、タイ娘と結婚した息子夫婦に世話にならざるを得なくなったアメリカ老人の頑固話『こんなところで死にたくない』、金の入れ歯のカンボジア娘との交流『プリシラ』など。舞台はタイといっても、ムエタイ戦士が活躍する話でもなく『闇の子供たち』みたいな最下層の現実でもない、おそらく日常の話。現地人が手にしても一瞥して二度と開かないかもしれない…くらい日常に思える。一度タイに行ったことある人なら分かる「くすんだ原色感」と「イキイキした光景の裏にある絶望」が行間にプンプンしてるんだよなあ。今やクーデター真っ直中の彼の国はたしかに「微笑みの国」なんだけど、その笑みには刹那的なものをいつも感じる。明日には燃やされたりボコられたり、ひいては死んだりしてるかもしれない。そんなリアルが描かれながらも、かすかな成長という希望がどの編にもある。いまだに「文学」って何なのかよくわからんのだけど、「世の真実を描く」のが文学なら、これは間違いなくタイのストリートブンガク。複雑なナンプラー風味の。

タイトルの『観光』てのは原題が『Sightseeing』だから、て直球だな!と思ったけど、解説読んで『観光=光を観る』という意で考えるとピッタリなのが感心した。『Sightseeing』→『観光』→『光を観る』→『See the light』と解体再構築するとDJ KRUSHぽいし。

27(火)
Pテレビ企画会議。
Dサイト取材。
T誌記事。

28(水)
Dサイト記事。
T誌記事。

29(木)
Cサイト記事。
N誌記事。

デイリーポータルZ記事「人はどれだけ急にウソをつけるのか」掲載。
http://portal.nifty.com/2010/04/29/d/
読者にとって知らない人のウソってどれだけ共感持って読めるんだろ?と思ってたけど、何とかなったような気がしないでもない。

先週玉置さんといったシロギス&アナゴ釣りの記事もアップされてた。船自体も酔いながらも面白かったのだけど、釣船屋の風景がどこか時間止まってる感じで面白かったな。激ウマ過ぎる天丼の写真は後編が掲載されてから。



そういえば『BECK』の竜介のバイト先とか、漫画内に出てくる「ちょっと絵になるバイト先」って釣り関係のイメージあるな。あと刑事ものって釣り堀好きじゃね?


店の近くには魚目当ての猫がわらわら。うわー、釣りしなくてもいいなら働きたいー!

30(金)
Aサイト記事。

帰りにイルリメ『360°SOUND』購入。PV無しでも光景が脳に浮かぶまさしく360°SOUND!両手に併せ持つのはエレジーとパーティ。しみるしみるしみる。