サイタマビーチ

フリーライターの大坪ケムタの雑記とかイベントとかもろもろです。

これはいい神輿。『ヤッターマン』

映画を観た直後にmixiに感想を書いたら「実写でやる意義が感じられない」ってコメントがあった。なるほど、極めて「あの頃のヤッターマン」に近づくのが目標の同作は「そんなにアニメに近づけたいならアニメでいいじゃん」と言われればそれまでかもしれない。でも、そのアニメも今放映してるわけだけど観てないんだよなー。正直、若い人がコレ見て「やっぱオールドタツノコ超やべえ」とか言わないと思うし。
ならばこの映画版の意義は?と考えると、それは「祭り」なんだと思う。30オーバーの観る側、やる側が担ぐ「神輿としての映画」。そういう意味でも「国民的エンターテイメント(主に30代向け)」はとりあえずクリアしてるんじゃないでしょうか。
役者うんぬんは生瀬演じるボヤッキーの素晴らしさはじめいろいろありますが、観てて楽しめたのはアニメ→実写になったからこその数々の違和感。
特に思わされたのはヤッターマン、というかタイムボカンシリーズはミュージカルなのだなあ、ということ。たびたびバックで流れる山本正之先生作のBGMは普通の映画に比べると濃すぎるんだよね。正直言えば多少ウザい。でも、アニメだったら?と考えると昔と変わらぬバランスを実写に取り込んでるだけ。で、まんま実写でやるとすごくミュージカルっぽいんだよな。映像のリアル<ポップな感じも含めて。押井守作の鉄人28号の舞台はかなりアレだったらしいけど、タイムボカンは舞台、特に宝塚なんか意外と似合うんじゃなかろうか。
あと全体的に正義の2人がアホっぽく、三悪が力入れて書かれてるように見えるけど、考えてみるとアニメもそんなもん。役者やコスチューム・CGだけでなく、先のバックの音楽や善悪の関係性みたいな細かいチューニングが「あの頃のヤッターマン」を醸し出すのを成功させてるんだと思う。斜め観せずに担ぎたくなる神輿ですよ。
ただ、上映前なのに修正前画像載せられるわ、作中でも深キョンにヒロイン奪われてるわ、 最初の戦闘シーンでトンズラーの武器が○○を○りつけててなんかエロいわ、「弱点は○○○○○よ!」って言わされてるわ、の福田沙紀はなんか幸せになってほしいと思った。

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