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サイタマビーチ

フリーライターの大坪ケムタの雑記とかイベントとかもろもろです。

はじめてのイキウメ

イキウメ「イキウメ短篇集(図書館的人生vol.1、vol.2から)」@NHKシアターコレクション09、観た。タイトル通り過去の短編オムニバスで、賽の河原・輪廻・終末といずれもあと一歩踏み込めば死、もしくは一歩だけ踏み込んだ、またはその狭間のようなスケッチ4篇。サラリーマン的に淡々と仕事をこなす鬼や奪衣婆、死神といったキャラが特徴的。いつも観てる小演劇に比べるとモンティパイソンぽい、のかな。モチーフも手法も決して目新しくはないんだけど、「安心して観れる感じ」。考えてみるとこれがけっこう目新しい。
小演劇って全般的に見終わって悶々して帰る感じが楽しい部分でもある。ただ、それがテーマやストーリーが自分に(良い意味で)傷をつけた悶々だけならいいけど、往々にしてわかりにくさで悶々することが少なくない。その点イキウメはあとに引かない。軽い。タバコやコーラでいうところの「××ライト」。それでも短編のキャラがリンクしてて、あとで「ああ!」と気づかされる感じが心地よし。音楽や映画とかあとに深く傷を残すものこそ楽しい、というのが普段はあるんだけど、ここまでスマートだと軽いのもありじゃね?と思った。少なくとももう一作観たいってー意味ではあとに引いてるわけだし。

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